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読者からの反響続々! 『Ai 愛なんて 大っ嫌い』

Ai 愛なんて 大っ嫌い

 

『Ai 愛なんて 大っ嫌い』

冨永愛/著 

わたしは、愛を知らない。
わたしは、愛を信じない。
愛は、LOVE の愛であり、冨永愛の愛だ。
どっちも知らない。
どっちも信じない。
どっちも 大っ嫌いだ......!

他に類を見ない自伝。一気読み。背筋が震えた。身体の芯から力が湧いてきた。いやはやスゴイ本だ。今年読んだ本の中で一番! 二度読み。感動に涙が溢れた。(42歳 男性)
涙が止まりませんでした。愛がほしいのに素直に言えない。どこにも居場所が見つからない。あまりに私と似てるから。(29歳 女性)
芸能人の本だと思って読むと、いい意味で裏切られる。もはやこれは一級の文芸書。(42歳 男性)

幼児期のたったひとつの父親の思い出から、奔放な母親に翻弄された幼少期、身長がゆえにいじめられた思春期、荒れた反抗期のなかで見つけたモデルへの道。アジア人への偏見の中、怒りだけをバネにのし上がっていった二十代。恋愛、結婚、出産、離婚。引退宣言と母としての葛藤......。

すなわちこれは、2000年代、世界のランウェイを闊歩したトップモデル、冨永愛がはじめて語る、愛と自分自身を探し続けた半生の物語であると同時に、すべての女性に共通する、「わたし」を探し、居場所を求める、心の叫びの記録でもある。

32歳の今、衣装を脱ぎ、鎧を脱ぎ、メイクを脱ぎ、家族の絆を取り戻し、自分自身を取り戻し、彼女が出会った「本当のわたし」とは? 読むうちに、誰もが、自分と同じ「冨永愛」に涙し、彼女とともに「わたし」に出会い、「愛」に気づき、そして、「再生」していくことになるだろう。

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『Ai 愛なんて 大っ嫌い』の42ページまでを、無料でお読みいただけます。以下のショップにて配信中です。

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刊行にあたって

わたしは今、幸せを実感している。小さな書斎で最後の章を書き上げながら、本当に幸せを実感している。

過去を振り返る旅だった。痛かった。ときおり、目を覆いたくもなった。考えもしなかった、本当の自分を探す旅だった。幼いころからこれまでの三十二年間の人生の、深く深く心の奥底に潜んでいたわたし、真実のわたしにたどり着けた。

秋晴れの穏やかな日曜日だ。息子は、元気に友だちと外に遊びに出かけた。空は、雲ひとつない青が広がっている。庭に咲いたキンモクセイが清らかな香りをはなっている。少し小高い坂の上にあるわたしの家。その二階で、わたしはこれを書いている。

人間という生きものは、じつに生もの。だからこそ、傷つき、傷つけ、腐り、そして、這い上がる。

十七で人を憎しみ、殺したいと思い、モデルの世界に入ったわたし。貧乏をのろい、バラック小屋をのろい、ふつうの家庭に育つ級友を羨ましく思い、わざと悪びれて、タバコを吸い、不良仲間とたむろし、先生に刃向かったわたし。わたしがのろいつづけた、わたしの境遇。劣悪な境遇。

でも、それは、全部、必要なことだったと、空が語っている。だって、そんな不遇になかったら、今のわたしはいないから。

だから、わたしなのだ。だから、息子の悲痛な叫びも、わたし自身が高らかに受けとめることができた。

もし、わたしが、貧しさを知らなかったら、淋しさを知らなかったら、父のいない悲しみを知らなかったら、わたしのそばにいる人々の苦しみにも悲しみにも、まったく気がつかない、ただのマネキンでいただろう。どんなときも逃げずに、わたしを育ててくれた母。そして……記憶の遠くで、あのとき、やさしくわたしの頭を撫でてくれた父。

ランウェイとは道。人生と書いて、道。

道は、わたしの前にはない。道はわたしの後ろにできる。わたしの後ろに、わたしが歩いてきた道がある。そして、これからわたしが歩む道は、息子を抱き、息子と手を繋いで歩いて行く道。それこそが、わたしのランウェイだ。

ランウェイ。真実のそれは、華やかなスポットライトに照らされた、わずか数十メートルの道ではない。道とは、わたしたちの後ろにできるもの。それは、雨に打たれ、雷に打たれ、涙を流し、悲壮感にさいなまれ、孤独な夜に死を思った日々により創りあげられるものだ。

わたしの後ろにできる道たちよ。もっと悲劇的であってもかまわない。悲劇であればあるほど、わたしは、強く生きることができるから。

それこそが、わたしがこれから生きるランウェイ。

冨永 愛

刊行に寄せて

過去の悲しみは、「今」という努力で全てが宝物に変わる。  長渕剛

彼女は、迷っていた。「私はどうやって生きてゆけばいいのだろう」と。端から見れば「世界の冨永愛」と騒がれはしたが日本の芸能界というジャンルの中で、ただ、うまく使われていく毎日の生活に辟易もしていた。
去年の夏、彼女が倒れた病院に、僕も幾度か見舞いへ行った。憔悴しきった彼女は、高熱の苦しみよりも、心の一端を誰かに聞いてほしい……、そんな想いでたくさんのことを僕に話した。
となりで、彼女の一人息子あきつぐ君がずうっと寄りそっている。心配そうにずうっと。
「お母さん、まだ熱下がらないの?」
「……うん、ごめんね」
とにかく彼女は、終始あきつぐ君に「ごめんね」とくり返していた。母と子が寄りそう姿は、僕の胸にあたたかくも悲しいほどに美しく届いた。
そして、一ヶ月後、この母子を連れ、僕の故郷鹿児島へ飛んだ。友人や後輩たちに連絡をすませ、霧島市にある空手道場にみんなを集合させた。

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冨永愛は、わたしでもあり、あなたでもある。  干場弓子(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 取締役社長)

十数年前のこと、一冊の雑誌の表紙を飾る、不遜な笑みを浮かべる若い女性に釘付けになった。媚びを拒否し、隠しきれないあどけなさを恥じるかのように細めた目元、上半身だけでもそれとわかる日本人離れした長身。衝撃だった。以来、娘ほど年の違うその人、冨永愛はわたしのスタイルアイコンとなった。

その彼女の自叙伝出版のお話をいただいたのだから、まさに驚喜もの。が、そこで知ったのは、不遜をまとわざるを得なかった彼女の怒り、その怒りを持たざるを得なかった過酷な境遇、そして、ある意味、その境遇以上に過酷なファッション業界の現実だった。

今回、愛ちゃんは、その過酷な境遇、必ずしもほめられたものではないさまざまな心情を包み隠さず語ってくれている。ときに涙しながら、自分自身と闘って。

編集の過程で、何度も愛ちゃんの心の声を聞いた。「わたしを探して。本当のわたしを見て。それでも、わたしを愛してくれる? わたしに居場所はあるの?」

そして、いつしかその声は、わたし自身の声となった。愛ちゃんの語る孤独、不安、怒り、恐れのすべてが、彼女とは比べるべくもない、わたし自身の平凡な人生のさまざまなシーンと重なって、胸が締めつけられた。

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読者からの反響続々!

「愛なんて大っ嫌い」という愛にあふれた本。(31歳 男性)

涙が止まりませんでした。愛がほしいのに素直に言えない。どこにも居場所が見つからない。あまりに私と似てるから。(29歳 女性)

正直、冨永愛さんにも、芸能人の自叙伝や暴露本にも興味がなかった。だから、「泣ける」という前評判にもかかわらず、疑問に想っていた。そして、読んだあと、それは見事に裏切られた。これほどまでに、自分の人生についてじっくり考え直す本があっただろうか。自分のこれまでの挫折、失敗、後悔を、肯定的に受け止めさせてくれる本があっただろうか。そして、両親への感謝の思いに、気づかせてくれた本に。(25歳 男性)

心が動かされた場面にはいつも、富永さんが誰かと正面から向き合っている姿が描かれていました。どんなことでも正面からしっかりと向き合っていこうという力をいただきました。(26歳 女性)

他に類を見ない自伝。一気読み。背筋が震えた。身体の芯から力が湧いてきた。いやはやスゴイ本だ。今年読んだ本の中で一番! 二度読み。感動に涙が溢れた。(42歳 男性)

これはまさに、実写版「アナと雪の女王」だ。幼少のころの彼女は、自分以外の何かになりたかった。背が高い自分。母に愛されない自分。父がいない自分。ファッション業界で生きる自分。本当は愛したいのに、息子を愛することができない自分。みんな好きになれなかった。しかし自分が本当に欲しかったものに気づいたとき、彼女は変わる。それこそが愛だった。ありのままの自分を愛する愛だった。(23歳 男性)

芸能人の本だと思って読むと、いい意味で裏切られる。もはやこれは一級の文芸書。(42歳 男性)

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冨永愛プロフィール

冨永愛

近影 2014 (Photographer TISCH)

15歳でモデルデビュー、17歳でNYコレクションで世界ランウェイモデルデビュー。アジア人として世界でも稀な抜群のスタイルと表現力でファッション界における従来のアジアンモデルのイメージを覆す。10年間にわたって世界の第一線で活躍し、アジアを代表するトップモデルへ。現在はモデル他TV・広告・ラジオ・司会など多岐にわたり活躍。