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倒産の危機から世界一のコイル技術の会社へ
立ち上がれ中小零細企業
時代は俺たちのものだ
小林延行[著]
1,050円(税込)
発行年月日 : 2009年7月7日
ISBN : 978-4-88759-726-6
本のサイズ:携書判ソフトカバー
書籍の内容
大企業の下請けに安住していたために、国内産業空洞化と不況により一時は倒産の危機にまで追い詰められた長野県のコイル製造会社社長が、
「決してノーと言わない」営業活動で技術を磨き、他の中小企業とのコラボや独自の広報・宣伝により下請け体質を脱却!
自らの体験から、同じ立場の中小零細企業に向けて具体的なサバイバル方法を伝授するとともに、
これからの日本がモノ造り国家として再生すべきこと、そのためには中小零細企業の技術が不可欠であることを説く。
中小零細企業のみならず、日本全体に力強いエールを送る一冊。
書籍レビュー
著者プロフィール
小林延行
(こばやし のぶゆき)
1946年、長野県上田市生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。
中堅通信機メーカー勤務を経て、82年、株式会社セルコ入社。98年、代表取締役就任。
2009年、株式会社セルパップ代表取締役就任。
「結いの里こもろ」代表、普通の人のエッセイクラブ(長野県上田市)副編集長、セルパップブラザーズリーダー。
目次
プロローグ ロックに込めて歌う、中小零細企業の現実と希望
第一章 中小零細の技術はタダ!???技術を盗む大企業
中小零細企業が大きくなれない理由
自社技術を守る心がけ
技術を買ってくれる欧米企業
大企業よ、中小零細とパートナーシップを築け
第二章 中小零細が下請けから脱するためにすべき7つのこと
1 技術力の確立
2 ノーと言わない営業
3 顧客ニーズを満たして特許出願
4「匠」の技を機械に置き換える
5 中小零細同士でコラボする
6 広告・宣伝・展示会への出展
新聞・雑誌に記事として掲載される
展示会に出展する
広告を出す/ホームページを充実させる
7 行政関係機関からの応援を得る
第三章 中小零細の典型例を見る わが会社セルコ
1 創業、発展、アジア・バブルの崩壊で経営危機になるまで
廃バスを工場にして創業
大企業の完全下請けとなって発展したが……
安定によってたるんだ社内
新しい製品に活路を見出す
アジア・バブルの崩壊でリストラ
2 社長就任、下請け脱出を目指して営業を開始
仕事がどんどん減っていく
被害者的な考え方と下請け根性にとらわれて
初めての営業活動
3 甘く考えてはいけない海外展開 わが社の失敗と成功
1 タイでの失敗
優秀なタイ人パート社員
不法滞在者を集めて作業ラインを構築
「彼らを帰国させて、タイに工場をつくろう」
工場建設の誤算
リンダが引き抜かれた!
「不良品製造工場」になってしまった
2 中国・大連での成功
優秀な通訳
上司と部下の理想の姿
海外展開のコツは「人」だ
4 社内外の人材に恵まれる
必要な時に必要な人が現れる
スキル抜群の社員たち
第四章 この大不況を生き延びろ!
1 生き延びるための3つの手段
ここを切り抜ければ明るい未来がある
生き延びるための手段1 国・県・市の助成施策を活用する
生き延びるための手段2 経営を開示し、経営者と従業員が悩みを共有する
社長が一人で悩んではいけない
すべての数字をオープンにする
絶対に公私混同しない
生き延びるための手段3 一刻も早く手を打つ
何も手を打たなかった私の失敗
恵まれていた企業、絶好調の企業ほど危ない
非常時における意識の持ち方
2 大不況の後に来るもの
「本当によいもの」が求められる
中小零細企業にとってのチャンス
第五章 モノ造り国家日本は中小零細企業が築く
1 細かな気遣いが日本人のDNAだ
「ノー」と言わないのがなぜ悪い?
日本人は真面目で律儀な職人気質
素晴らしい国、日本
2 なぜ日本のモノ造りは海外と違うのか?
農耕民族と遊牧民族の違い
日本製品を欲しがる中国人
壊れやすい製品はどこで造られているか
中小零細が造った部品が日本製品の高品質を支えている
文化の違いが製品に現れる
トップ自らが現場で働くという日本の強み
日本的経営は創造力の源
大手メーカーよ、目を覚ませ
バブル崩壊後、大手メーカーの海外移転が始まった
大手メーカーは中小零細の技術を海外へ持っていってしまった
海外工場で造った製品の品質が下がっていく
国内で、高品質の安い製品は造れるはずだ
3 モノ造り国家日本再生への道筋
打たれ強い国、日本
「失われた一〇年」を製造業の立場から見ると
日本人の特性を生かして高品質の製品開発を
世界に誇っていい「あいまいさ」
新しい技術の開発に最適なのは日本人
「モノ造り国家」として再生せよ
第六章 日本的経営は「調和」の心から
わが社の経営理念=調和と繁栄
「まず人に与えることである」
与えることで、与えられる
「与える」企業が繁栄する
調和の心が日本人の根底にある
繁栄のみでも調和のみでもうまくいかない
企業は少しでも世の中のために役立つことを
会社は誰のものか?
帯コピー
こんな時期に何の希望を持てばいいのかと言われそうである。
それでも私は、時代が大きく変わり始めた転換期だととらえたい。
「金融を中心としたバブル経済から、モノ造りを中心とする実体経済への移行」 ということだ。
日本のモノ造りの中核をなす、われわれ中小零細企業が活躍する場が多くなる。
いまこの大変な時期を何が何でも生き延びて、次に来る時代を謳歌すべきなのだ。(本書より)
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