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[電子書籍]実録・銀行

[電子書籍]実録・銀行

電子書籍
価格: 2,000円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
2,700円
2,000円
3,700円
個数:
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2018.2.25
  • ISBN978-4-7993-2233-8

商品概要

そのとき、銀行で何が起こっていたのか? 銀行と日本経済がたどってきた道を振り返る意欲作

商品説明

2016年日経「エコノミストが選ぶ経済図書」入賞 『ドキュメント 銀行』著者、最新作!

 本書では、一人の人間にスポットを当てる。その名は橋本徹。日本の3メガバンクの一つ、みずほ銀行の前身である富士銀行の頭取や、日本政策投資銀行の社長を務め、日本の金融界を代表する経営者の一人だ。
 橋本氏が銀行員になったのは、日本が高度成長期に入った1950年代である。以来、60年間にわたって激動する金融の世界に身を置き、荒波にぶつかってきた。最後はトップに上り詰めるが、経歴の中心は国際部門であり、まさに金融のグローバル化が加速する真っただ中で金融マンとしての人生を歩んできた。
 橋本氏の足跡は、金融の国際化の歴史そのものであり、橋本氏が経験したさまざまな試練は、邦銀が抱える構造問題が根っこにあるものばかりだ。そこで本書では、橋本氏の足跡をたどりながらグローバル金融資本主義の源流を探り、現在に至るまでの変遷を追う。

 英国の現地法人の設立、米国の大手ノンバンク買収、中南米の債務危機への対応、国内支店で起きた不正融資事件、住宅金融専門会社(住専)問題の処理、みずほグループの誕生など、金融史に残る数々の出来事に対峙する姿を、できる限り客観的に記述した。
 折に触れて、金融をめぐる時代背景を説明し、橋本氏がどこに立っているのかを把握できるように構成した。また、国際部門を中心に歩んできたにもかかわらず、金融資本主義には批判的な橋本氏の内面にも光を当て、自らの思想、信条とどのように折り合いをつけながら金融マン人生を送ってきたのかに迫った。
 内面の葛藤を抱えながらも、金融マン人生を全うしてきた橋本氏の生き方は、グローバル金融資本主義に疑問を感じたとしても、その中で生きていかざるを得ない現代人にとって大いに参考になるのではないだろうか。
(「はじめに」より)

目次

第1章 手探りの国際化
――終戦から内需主導の高度成長へ

1 フルブライト留学と米国の実像  
2 カムカムおじさんと宣教師から学んだ英語  
3 サンフランシスコか、ロサンゼルスか 
4 シティバンクの思惑  

第2章 オイルダラー争奪戦
    ――石油ショックで成長に急ブレーキ

1 第一勧銀に奪われたトップの座  
2 産声を上げたロンドン証券現法 
3 支店にやってきたナポレオン  
4 ヘラー社買収、暗号は「ホリデー」  

第3章 つかの間の「オーバープレゼンス」
   ――バブル急膨張でモラル喪失

1 収益ナンバーワンの呪縛  
2 焦げ付いた途上国融資  
3 ウォルフェンソンとボルカーの助言 
4 頭取就任と赤坂支店事件  
5 行員誘拐事件、犯人からの電話  

第4章 縮小に追い込まれた国際業務
――バブル崩壊で不良債権が急増

1 石田梅岩の教え  
2 険しいサウンドバンキングへの道  
3 2信組が開けたパンドラの箱  
4 住専問題に明け暮れる  

第5章 海外市場で再起を期す
――危機の連鎖で金融再編が加速

1 山一と安田信託のくびき  
2 みずほ誕生の真相  
3 ドイツ証券流ダイバーシティ  
4 政投銀の存在意義は