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福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

紙の書籍
価格: 1,620円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
1,620円
1,000円
2,220円
  • 発売日2012.3.11
  • ISBN978-4-7993-1158-5
  • ページ数412P

商品概要

福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)が発表し、大きな反響を呼んだ「調査・検証報告書」を緊急出版!

商品説明

2月28日、福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)が発表し、大きな反響を呼んだ「調査・検証報告書」を緊急出版!
民間事故調の報告書を入手できます。

2011年3月の東日本大震災から1年、2012年2月28日に「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)は、独自に調査・検証をすすめていた東京電力福島原発事故について「調査・検証報告書」をまとめ発表した。

当初、非売品として限定部数のみ作成されたが、各メディアで報道がなされると問い合わせが殺到。「国民の視点からの検証」である報告書を広く世論に訴えたい、とディスカヴァーからの発売が決定いたしました。

福島第一原発の中で必死に働いた作業員の方の体験談をプロローグとして始まり、経緯をまとめた「第1部 事故・被害の経緯」、官邸の事故対応を含めた「第2部 原発事故への対応」、原子力ムラの構造に踏み込んでいく、「第3部 歴史的・構造的要因の分析」、国際協力の枠組みを検証した「第4部 グローバル・コンテクスト」。民間事故調の「真実、独立、世界」をモットーとする独自の視点からまとめられた報告書です。

目次

口絵
・福島第一原発の状況、施設配置図、構内の空撮写真、
・SPEEDIの試算データ、被災した病院の地図、
・ワーキンググループ会合のゲストと検証委員会、避難した住民の暮らし

福島原発事故独立検証委員会 北澤宏一 委員長メッセージ
「不幸な事故の背景を明らかにし安全な国を目指す教訓に」

船橋洋一 プログラム・ダイレクターからのメッセージ
「真実、独立、世界」をモットーに

プロローグ 証言-防護服姿の作業員はみな、顔面蒼白だった-

■第1部  事故・被害の経緯

第1章  福島第一原子力発電所の被災直後からの対応
 第1節  福島第一原子力発電所
 第2節  3月11日の対応
 第3節  3月12日の対応
 第4節  3月13日の対応
 第5節  3月14日の対応
 第6節  3月15日の対応
 第7節  3月16日以降の対応
 第8節  事故後に行われた解析、その他の注目すべき事項

第2章  環境中に放出された放射性物質の影響とその対応
 第1節  土壌および海水への影響
 第2節  食品および水への影響と対応
 第3節  環境修復と廃棄物の処理
 第4節  低線量被曝

■第2部  原発事故への対応

原子力施設の安全規制および法的枠組

第3章  官邸における原子力災害への対応
 第1節  福島原発事故への官邸の初動対応
 第2節  官邸による現場介入の評価
 第3節  官邸の初動対応の背景と課題
 第4節  事故からの教訓

第4章  リスクコミュニケーション
 第1節  原子力災害の影響に対する国民の不安
 第2節  政府による危機時の情報発信
 第3節  海外への情報発信
 第4節  ソーシャルメディアの活用
 第5節  事故からの教訓

第5章  現地における原子力災害への対応
 第1節  オフサイトセンターにおける原子力災害への対応
 第2節  自衛隊・警察・消防における原子力災害への対応
 第3節  SPEEDI
 第4節  避難指示
 第5節  地方自治体における原子力災害への準備と実際の対応
 第6節  現地の被曝医療体制

特別寄稿 原発事故の避難体験記
日本原子力産業協会参事 北村俊郎
特別寄稿 原発周辺地域からの医療機関の緊急避難
m3.com 編集長 橋本佳子

■第3部  歴史的・構造的要因の分析

第6章  原子力安全のための技術的思想
 第1節  ステークホルダーの責任と役割
 第2節  原子力安全研究の歴史
 第3節  設計想定事象(DBE)と、決定論的安全評価
 第4節  DBEを大幅に超える事故と、確立論的安全評価
 第5節  深層防護
 第6節  設計・建設に関する検証
 第7節  運転管理や保守に関する検討
 第8節  アクシデント・マネジメントの準備に関する検討

第7章  福島原発事故にかかわる原子力安全規制の課題
 第1節  原子力安全規制の役割と責任
 第2節  津波に対する規制上の「備え」と福島原発事故
 第3節  全交流電源喪失(SBO)に対する規制上の「備え」と福島原発事故
 第4節  シビアアクシデントに対する規制上の「備え」と福島原発事故
 第5節  複合原子力災害への「備え」と福島原発事故
 第7節  問題の背景についての考察

第8章  安全規制のガバナンス
 第1節  概要
 第2節  原子力行政の多元性
 第3節  原子力安全・保安院
 第4節  原子力安全委員会
 第5節  東京電力
 第6節  まとめ

第9章  「安全神話」の社会的背景
 第1節  2つの「原子力ムラ」と日本社会
 第2節  中央の「原子力ムラ」
 第3節  地方の「原子力ムラ」
 第4節  「原子力ムラ」の外部

■第4部  グローバル・コンテクスト

第10章 核セキュリティへのインプリケーション
 第1節  日本の核セキュリティ
 第2節  福島第一原子力発電所事故と核セキュリティ上の課題
 第3節  核セキュリティをめぐる事故後の対応

第11章 原子力安全レジームの中の日本
 第1節  国際的ピアレビューの発展
 第2節  ピアレビューと日本の対応
 第3節  地震と津波への備え:IAEAの指針と評価
 第4節  国際社会への情報提供のあり方について
 第5節  放射線防護のレジーム
 第6節  国際レジーム強化・改正をめぐる論議
 第8節  事故からの教訓

第12章 原発事故対応をめぐる日米関係
 第1節  国際協力の概要
 第2節  日米調整会合の設立と役割
 第3節  ケーススタディ
 第4節  国際支援受け入れ態勢をめぐる論点
 第5節  日米同盟は機能したのか

最終章 福島第一原発事故の教訓--復元力をめざして

検証委員会委員メッセージ
・遠藤 哲也委員 福島事故が露呈した原子力発電の諸問題
・但木 敬一委員 国は原発事故の責任を自ら認めるべきだ
・野中郁次郎委員 現実直視を欠いた政府の危機管理
・藤井眞理子委員 危機における情報開示に大きな課題
・山地 憲治委員 信頼の崩壊で危機を招いた事故対応
・福島原発事故検証委員会ワーキンググループ・リスト

資料 福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描
(近藤駿介原子力委員長作成のいわゆる「最悪シナリオ」全文)