商品詳細

スープを売りたければ、パンを売れ

スープを売りたければ、パンを売れ

紙の書籍
価格: 1,620円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
1,620円
1,200円
2,220円
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2015.6.24
  • ISBN978-4-7993-1684-9
  • ページ数176 P
  • サイズ四六判・並製 /

商品概要

大企業やトップブランドではないのに、なぜあのお店は繁盛しているのか? なぜあの商品は注目されるのか? ヒットの仕掛け人が教える“商売のヒント”

商品説明

視点を変えると、新しい売り方が見えてくる!

・お刺身なのにバイキングで売る魚屋
・ガンダムのザクの形をした豆腐
・ダジャレでシェアを伸ばしたチョコレート
・視力の良い人にかけてもらうメガネ

その手があったか! モノがあふれる時代に“つい買いたくなる”目からウロコの事例を多数紹介


市場が成熟し、普通のやり方では売れなくなった時代だからこそ、あなたの会社やお店、商品を際立たせる、ユニークな「売り方」が必要です。「何を売るか」「誰に売るか」「自分たちは何者で、これからどうなりたいのか」キーワードは、“ウリモノ、ウリサキ、ジシャジテン(自社・自店)”。この三位一体が、商売の根本をつくります。

「今さら、そんなこと知ってるよ」とおっしゃる方もいるかもしれません。しかしそう言わずに、本書に出てくる事例を見ながら、あなたの会社やお店の今までのやり方を検証してみてください。ひとつでも見直すことができれば、これまで盲点だった「新しい売り方」が見えてくるはずです。

PR会社でヒット商品やブームづくりに20年以上かかわってきた著者が、さまざまな事例を交えながら、従来の売り方を見直し、新しい売り方を考えるヒントを教えます!

目次

はじめに

第1章 「なのに」で売る
 「なのに」で売る、とはどういうこと?
 町で見つけた、「なのに」で売るお店
 商売を三つの要素に分けて考える
 「なのに」で豆腐を売る会社
 「なのに」で売るための3つのポイント
 まとめ
 第1章 「なのに」で売る・まとめ図解1

第2章 「ずらし」で売る
 「ずらし」で売る、とはどういうこと?
 カップスープを「ずらし」で売る
 スープを売るな、パンを売れ!
 二〇〇年以上のロングラン、お酢の「ずらし」レシピとは?
 愛用者による新しい使い方提案 ――スープジャーとほうきを「ずらし」で考える
 「ずらし」で売るための3つのポイント
 “キットカットできっと勝つ!”
 まとめ
 第2章 「ずらし」で売る・まとめ図解2

第3章 「組み替え」で売る
 「組み替え」で売る、とはどういうこと?
 子どものぬりえを大人に売る ――四三〇万部突破『大人の塗り絵』の「組み替え」
 メガネが必要ない人にメガネをかけてもらう ――究極の発想転換。JINS PCの「組み替え」
 浪人生から現役生へ ――東進ハイスクールが実践した、予備校ビジネスの「組み替え」
 家庭からオフィスへ ――マッサージチェアメーカーの「組み替え」が生んだ新事業
 「組み替え」で売るための3つのポイント
 まとめ
 第3章 「組み替え」で売る・まとめ図解3
 [COLUMN]「効能替え」で新たなターゲットとの関係をつくる

第4章 「つかみ」を考える
 「つかみ」を考える、とはどういうこと?
 「欲しい!」×「これがいい!」のマトリクス
 では、「つかみ」で売る、とはどういうこと?
 プリミティブな「つかみ」とは何?答えは3つあります
 参加・体験したいという欲求も「つかみ」になる
 思わず試してみたくなる!? ─―群馬県片品村「はげ盛」
 思わず比べて選びたくなる!? ─―日本一の駅弁大会とコスメショップ
 思わず集めたくなる!? ――収集欲に訴求するシルバニアファミリーとデアゴスティーニ
 実績や評判も「つかみ」になる
 二〇一五年ミラノ万博開催で世界に提案する「ソイタリアン!」
 「つかみ」で売るための4つのポイント
 まとめ
 第4章 「つかみ」を考える・まとめ図解4

第5章 「仕組み」で売る
 「仕組み」で売る、とはどういうこと?
 「集客」は、三層構造で考える
 「愛用」は、お客様のリズムやタイミングと使い勝手で考える
 大豆を使った新しい食スタイルを伝播させる「仕組み」
 「仕組み」で愛用者をつくり、関係性を深めていく
 「仕組み」で売るための3つのポイント
 「仕組み」で売るネスカフェ・アンバサダー
 「仕組み」で売るための4つめのポイント
 まとめ
 第5章 「仕組み」で売る・まとめ図解5
 [COLUMN] 農産物も「仕組み」で売る

おわりに
参考文献

著者からのメッセージ

あなたのお仕事は、以下のいずれかに当てはまりますか?

「営業の最前線で毎日、商談に明け暮れています」
「店頭でお客様に対面する販売を担当しています」
「広告やプロモーションで売り場を後方から支える仕事です」

営業、販売、宣伝(プロモーション)、店頭企画……。皆さんそれぞれ、所属されている部門や立場は違うかもしれません。ただ、どうでしょう。皆さんのお仕事の目的をひとことで言えば、「売る」ことではないでしょうか。そして、この本を手にとってくださったあなたは、きっと普段から「営業企画」や「販売促進」などの命題の下で売上アップのための戦略を考え、さまざまな打ち手を実践されていることと思います。たとえば、こんな感じで――

「一年を五十二週間の営業カレンダーに書きかえて、季節や世の中の催事にあわせて店頭キャンペーンを組み立てる」
「タイミングをはかって、チラシを撒き、DMを送り、広告を出稿する」
「動画をソーシャルメディアにアップして、リスティング広告や動画広告を仕掛け、自社サイトへの誘導を図る」

どうですか、効果は出ていますか。もし苦戦されているなら、私からの提案です。先ほどのような施策を仕掛ける前にぜひ、じっくりと考えてほしいことがあります。それは、あなたの会社やお店の「売り方」そのものについてです。

「売り方」というと、多くの人が先ほどのような店頭キャンペーンや宣伝の話を思い浮かべますが、あえて申し上げれば、キャンペーンや宣伝は「売り方」自体を決定づけるものではありません。それらは、「売り方」を拡張し、加速させるための手段でしかないのです。また、テレビコマーシャルを使うようなマス・プロモーションを行えるのは、一部の限られた企業の、そのなかでも選ばれた商品です。

肝心なのは、そうした〝戦術〟の前にまず、あなた自身が〝戦略〟をじっくりと考えて、方針を決め、それにふさわしい売り方を開発することです。これから少しの間お付き合いいただいて、あなたならではの「売り方」を一緒に考えてみませんか?

申し遅れました。私は山田まさると申します。PRを使った企業のマーケティングのお手伝いをもう二十年以上やっています。少なからずヒット商品やブームづくりにかかわってきましたから、この本をPRのハウツー本と思って手にとられた方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ありませんが、この本はPRの本ではありません。「売り方」を考えるための本です。売り方といっても、店頭販売、通信販売、訪問販売などの一般的な販売システムや、セールストーク、接客術などの個人の販売スキルについて解説するつもりはありません。私がこの本を通じて皆さんと一緒に考えたいのは、あなたの会社やお店を際立たせる、ユニークな「売り方」についてです。
(「はじめに」より)