商品詳細

Beyond Human 超人類の時代へ

Beyond Human 超人類の時代へ

紙の書籍 ビヨンドヒューマン 今、医療テクノロジーの最先端で
価格: 2,700円(税込)
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2017.6.9
  • ISBN978-4-7993-2116-4
  • ページ数384P
  • サイズ四六判・ハードカバー /

商品概要

250歳で若々しい肉体。傷も病も癒すナノマシン。医療テクノロジーにより人類はどう変わるのか。最先端事例の検証と問題提起。私たち「人類1.0」がテクノロジーのはしごを駆け登り、どのような存在になるかが問われるときが来ている。

商品説明

人類が間もなく受け入れようとしている医療テクノロジーの急激な進歩は、医学の歴史上、前例のない規模の希望と危険に人を直面させる。

寿命を延長させる人工臓器、脳を増強する脳神経インプラント、そして病気を治し、老化を消し去るナノロボットは、人の健康を劇的に改善してくれる。しかし、それによって「人」と「マシン」の境界線は曖昧になるだろう。

この新しい世界で、人はテクノロジーによって解放される未来を夢見るのか、それとも人は自分たちを健康で賢く、若く、長生きさせてくれるマシンやデバイスのしもべのようになってしまうのか?

目次

第1章 人とテクノロジーが融合するとき

250歳まで生きる未来の人類
 最先端医療テクノロジーと自然な死
 人工心臓に対する拒否感
 医療テクノロジーの恩恵
 自然な死を受け入れる
 医療テクノロジーがもたらす若返り
 医療テクノロジーの罠

不老不死はもうすぐ現実になる?
 医療テクノロジーの発展がもたらす課題
 人体のエンハンスメントと生命倫理

テクノロジーで人のアイデンティティは変わるのか
 急激に高まった生命倫理の重要性
 自己複製型マシンの危険性
 企業によるテクノロジー開発の危険性
 コンバージング・テクノロジーの副作用
 誰が死を決定するのか
 人類はテクノロジーで進化するのか

マシンと自己の区別がつくのか
 「自然」と「人工」の線引き
 苦しみを取り除くことはよいことなのか
 トランスヒューマンの誕生

第2章 「生まれたときからの心臓より調子いい」

人工心臓によって救われた命
 人工心臓と共に暮らすということ
 人工心臓が移植されるまで
 人工心臓を受け入れることができるか
 人工心臓の課題
 ペースメーカーの停止は殺人になるのか
 ICDで死の苦痛が増える
 誰がICDを止めるのか?

自然な死と人工的な死
 テクノロジーがもたらす倫理的ジレンマ
 デバイス停止の問題は解決できるのか

第3章 腎臓、肺、肝臓の疾病の克服を目指して

腎臓は移植すべきか
 終わることのない苦しみ
 なくならない違法臓器売買
 臓器移植の限界
 永久人工臓器
 開発中の透析に替わる人工腎臓
 人工腎臓プロジェクト
 人工臓器の倫理的問題

コンバージング・テクノロジーの開発
 最大の課題は、研究資金の獲得
 異分野間での協力がテクノロジーを支える
 コンバージング・テクノロジーの課題

人工肝臓HepaMateの迷走
 ビジネスに振り回されるテクノロジー

進む人工肺の開発
 まったく新しい人工肺、BioLung
 人工肺BioLungのメリット
 人工臓器のもたらす未来
 加齢を克服せずに臓器だけを取り替える?
 テクノロジーの発展は人生の意味を変えるのか

第4章 糖尿病? それならアプリをどうぞ

人工膵臓の今
 アプリで人工膵臓を管理する
 人工膵臓の開発を支えたもの

生体データは、誰のものか
 ワイヤレスのデータ転送機能を持つ胃のぺーサー
 生体データを収集するリスク

第5章 治療と能力増強(エンハンスメント)の境界線

最先端テクノロジーの軍事利用
 軍事利用で進展するテクノロジー
 軍のテクノロジーを民間で利用する
 軍事テクノロジーのリスク
 最先端テクノロジーがもたらす危険性
 軍のテクノロジーが民間にもたらされるさらなる恐怖

治療を超えたエンハンスメントのもたらすもの
 テクノロジーをコントロールするか? されるのか
 エンハンスメントは格差を生むのか
 治療とエンハンスメントの間のグレーゾーン
 何を治療と見なすのか
 「自然のまま」の境界にある現代
 エンハンスメントは人類の希望となるのか

第6章 よりよい脳を構築する

アルツハイマー病の治療のその先に
 アルツハイマー病治療の現場で
 電気刺激療法でアルツハイマー病は治療できるのか
 脳神経インプラント
 脳のエンハンスメントが抱える生命倫理的問題
 記憶障害の治療から記憶力の強化へ
 脳神経インプラントの課題

脳神経エンハンスメントがもたらすもの
 脳神経インプラントの抱える3つの大きなリスク
 脳神経エンハンスメントに対する8つの反対意見

問われる情報共有と生命倫理
 脳神経エンハンスメントのガイドライン
 決定権を握るのは誰か
 子どものエンハンスメント
 脳神経エンハンスメントの副作用の情報公開と生命倫理教育の必要性

精神疾患の治療への期待
 脳への電気刺激による精神疾患の治療
 DBS治療のリスク

ブレイン・コンピュータ・インターフェースの世界
 ニューロンと外部コンピュータがナノボットによってつながる!?
 脳にテクノロジーを装備する危険性
 テクノロジーで死はどう変わるのか

マインド・アップローディングは実現可能か
 マインド・アップローディングの方法
 心はデジタルコピーできるのか
 マインド・アップローディングが現実化したときの問題
 マインド・アップローディングの処置をどう決めるか

第7章 エイジレス社会

本格的アンチエイジング科学時代の到来
 怪しいアンチエイジング薬と治療法の氾濫
 老化は治療の対象とすべき病気か
 老人と老化の概念が変わる
 若さと命を長持ちさせる数々の研究
 遺伝子データマイニング
 発見! 老化を遅らせる薬

健康寿命を延長させる
 健康寿命を延ばすライフスタイル 縮める肥満
 老化のメカニズム デグレイの説
 老化の概念が変わる
 ナノ医療の発展がもたらすもの
 ナノボットがもたらす未来

テクノ生理学的進化
 テクノロジーの進化と寿命延長の歴史
 胎児期や幼少期の生育環境の改善と寿命の延長
 高齢化に対する誤解
 人間が何百年も生きる時代に何が起きるのか
 超高齢者たちの生きる未来
 極端な寿命延長への反論
 寿命延長のその先で

第8章 ソーシャルロボットの時代

ロボットとの生活
 間近に迫るパーソナルロボット革命
 医療ロボットの進化
 ロボットは医療を変えるか
 家庭にロボットがやってくる
 ロボットを顔で判断する
 高齢者と介助ロボット
 日本のロボット研究

ロボットの普及がもたらす課題
 それは監視社会への入り口か
 人間の能力のさまざまな機会を奪わないか

ロボットに法的人格を持たせるべきか
 ロボットが事故を起こしたら、その責任は誰に
 ロボットに法的権利はあるか
 もし、ロボットに人間をコピーしたら
 ロボットの道徳的プログラミングの限界
 ロボットは人間を変えるのか

第9章 超人類の時代へ

エンハンスメントは人類の本質を変えるのか
 エンハンスメントは阻止するべきか
 トランスヒューマニズムと死
 エンハンスメントは人間性に根本的な変化を与えるのか

エンハンスメントがもたらす現実的問題
 想定される主要な問題
 学際的な議論と規制の必要性
 形態的自由の必要性
 エンハンスメントは人間関係を変えるか
 「極端な」エンハンスメントを禁止できるのか

ホモ・サピエンスを超えて
 極端なエンハンスメントはもはや避けられない
 「人間の本質」の定義が明らかになる日
 私たちは何者なのか

引用
訳注