商品詳細

質問7つの力

質問7つの力

紙の書籍
価格: 1,620円(税込)
フォーマット
紙の書籍
価格
1,620円
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2018.6.14
  • ISBN978-4-7993-2306-9
  • ページ数248P
  • サイズ四六判・ソフトカバー / 重さ234g

商品概要

「良い質問」が、相手とあなたの仕事と人生を変える。

商品説明

*本書は2003年に小社より刊行された『その気にさせる質問力トレーニング』を改題、再編集したものです。

質問は「答えを引きだす」
質問は「思考力をきたえる」
質問は「貴重な情報を引きよせる」
質問は「状況をコントロールする」
質問は「人の心をひらく」
質問は「聞く力を向上させる」
質問は「人をその気にさせる」

部下指導、交渉、セールス、面接、取材、
家族との会話、そして“自分への問いかけ”etc…
あらゆるコミュニケーションは「問い」から始まる。

ビジネスコミュニケーションの名著、復刊です。

仕事でも私生活でも、成功の鍵を握っているのは、コミュニケーション能力。
それも、「何を言うか」ではなく、「何を質問するか」にかかっています。
著者のドロシー・リーズは言います。

“質問のしかたを変えれば、人生の焦点も変わる。
正しい質問をすれば、前に進み、困難を乗り越えることができる。
よりよい質問はよりよい答えを生み、よりよい答えはよりよい解決策を提供してくれる。
質問する力を向上させれば、家庭でも職場でも、人間関係を向上させることができるだろう”(17ページ)

IBMやメリルリンチほかアメリカの一流企業を指導するコンサルタントが教える、
質問力を磨くトレーニングブック! すぐに使える50の質問リスト付きです。

目次

はじめに/謝辞

Part1 今、なぜ「質問」なのか
・よりよい質問が人生を変える
・何を「言う」かではなく、何を「質問する」か
・質問には七つの力がある

Part2 [第一の力]質問は答えを引きだす
・質問には答えを引きだす力がある
・的確な答えを引きだす的確な質問・四つのルール
・「制限式質問」は必要な情報を引きだす
・会話をはずませる「自由回答式質問」
・「一般的な質問」と「具体的な質問」を使い分ける
・状況に応じて、もっとも効果的な質問法を使おう

Part3 [第二の力]質問は思考力をきたえる
・質問をすることで思考の焦点を変える
・「自分への質問」のくり返しが成功へのプロセス
・「答えられない質問」には論理的な質問で対処する
・質問のパターンを変えてみる
・「意味をはっきりさせる質問」と「深く探る質問」
・「左脳的質問」と「右脳的質問」
・問題を解決に導く「逆向きの質問」

Part4 [第三の力]質問は貴重な情報を引きよせる
・アインシュタインではなく、シャーロック・ホームズになる
・5W1Hの質問で手がかりを探る
・いくつかの質問で相手の感情や立場を理解する

Part5 [第四の力]質問は状況をコントロールする
・「自分をコントロールする」ということ
・自分の感情をコントロールする
・会話の流れをコントロールする
・セールスや交渉をコントロールする
・相手の反発や怒りをコントロールする
・コントロールしたがる人、コントロールがめっぽう苦手な人
・反発を招く質問、効果的な質問
・効果的な質問をさらに効果的に伝えるには

Part6 [第五の力]質問は人の心をひらく
・質問には人の心をひらく力がある
・人は自分について話すのが大好き
・内気な人、話したがらない人
・相手の心をひらくことの二つのメリット
・質問は相手への関心をあらわす
・相手を納得させるボディランゲージと話し方
・相手を知り、関係を深めるための四つの質問テクニック
・嘘を見抜き、真実を知る

Part7 [第六の力]質問上手は聞き上手
・名探偵は「聞き上手」
・相手のニーズに応える
・話し手の立場に立って話を聞き、質問する
・聞く技術を向上させる三つのポイント
「聞く能力」判定テスト
【回答編】聞き上手な人はこう答えている

Part8 [第七の力]質問は人をその気にさせる
・なぜビリングズ氏は説得されたのか?
・お説教では人は動かない
・自分の力で答えを見つけたとき、そのアイデアは自分のものになる
・フィードバックで相手を動かす

Part9 質問の力が組織を伸ばす
・「言いつける」文化から「質問する」文化へ
・変化はセールスチームからはじまった
・上手に質問をして、その答えを上手に聞く
・「質問する」文化を導入する三つのステップ
・質問の力がセールスを伸ばす
・顧客を動かす「対話セールス」
・顧客の反論を質問で言いかえる
・取引をまとめる「仕上げの質問」
・質問がミーティングを活性化する
・「自分への質問」が成功への分かれ道


Part10 今すぐ使える質問リスト50
・すべての質問は賢い質問である
【特定する】
【同調する──知的に、そして感情的に】
【フィードバック】
【仕上げ】
【結果】
【内面の質問】

訳者あとがき

著者からのメッセージ

私は質問に情熱を持っている。

 十六歳のとき、私は大変幸運にもディーン・ディクソンに会う機会に恵まれた。ディクソンは著名なオーケストラ指揮者であり、私はイスラエルとヨーロッパの演奏旅行に同行することができたのだ。私が帰国する前夜、ディーンと彼の妻のヴィヴィアンは、パリの素敵なカフェで私のさよならパーティーを開いてくれた。ディーンは私のほうに身を乗りだすと、こう質問してきた。
「このすばらしい旅行の経験を、この先どうやって生かすつもりだい?」

 彼にこの質問をされるまでは、この旅行を何かに生かそうとは思ってもいなかった。私は一晩中、彼の質問について考えた。そして、自分の高校と、ヨーロッパとイスラエルについてのティーンエイジャーの考え方に興味のある団体で、スピーチをしようと決心した。私がプロの講演家になったのは一九七九年のことだが、(無意識のうちに)あの質問が、私がこの仕事をはじめるきっかけになったのだ。

 人生を振りかえると、質問が今の私をつくりあげたのだという思いがますます強くなる。質問をしようという気持ちがなかったら、私は、こんなにも数多くの人々、世界中の多様な興味深い人々と、友人になることはなかっただろう。そして、「自分の会社のために思い描いている目標を達成するために、私にできることはなんだろう?」という質問をしなかったら、今日のような成功を享受することはできなかっただろう。
 落胆するたびに、困難に直面するたびに、そしてやる気が沸き上がるたびに、私は自分に訊ねる。「なぜだろう?」。そして答えを探す。答えを見つけようと自分を発奮させるほど、そして質問を続けるほど、結果はよくなる。意識しているにせよ、そうでないにせよ、私たちの人生は、自分がする質問によって導かれているのだ。実際、私の人生で大きな出来事の多くは、質問の結果起こった。

 多くの人々と同じように、私も最初から自分にぴったりの仕事を見つけたわけではない。私はたくさんの仕事を経験した。たとえば、ニューヨーク市の公立学校で教師をしていたこともある。教える仕事はとても楽しく、教育という分野で重要な役割を果たせることを喜んでいたが、同時に、何かが足りないとも感じていた。自分に向いた仕事は他にあるような気がしていた。「足りないものは何だろう?」と、私は自分に訊ねつづけた。
 教師になる前、私は女優だった。そしてそのときも、演技をとても愛していた。しかしやはり、求めていたような充実感は得られなかった。自分にぴったりの仕事を探す過程で、私は自分に質問を続けた。「どの仕事が私を幸せにしてくれるのだろう?」。私が経験したすべての仕事——広告代理店の重役、ニットウェアーのデザイナー、会社経営——は、どれもみないい仕事だった。それでも、私にぴったりの仕事はひとつもなかった。そこで、私はさらに自分に質問をした。「私は何をしているときに幸せを感じるだろう?」「私の才能は何だろう?」
 この、長く、ときには辛い質問の過程で、私は気づいた。自分の才能は、教えることとエンタテインメントにある、と。幸運なことに、私はそれらの分野で才能に恵まれていただけでなく、その種の役割を心から楽しむことができた。そこで、私は次の質問をした。「このふたつの才能をどのように結びつけたらいいだろう?」

 そこで思いついたのが、プロの講演家だった。職業カウンセラーなら絶対に勧めないような仕事だが、今ではそれ以外の職業に就く自分の姿が想像できない。私は今、充実感を覚えている。自分の才能をフルに生かし、すべての瞬間を心から楽しんでいる。私はどうやって、こんなすばらしい職業を見つけたのだろう。それはもちろん、質問をしたからだ!

 日々の生活からキャリアまで、質問が私たちの人生を司っている。本書の目的は、質問が持つ力と、その力を利用して人生を向上させる方法を、あなたに伝えることである。その力がなかったら、地図を持たない旅行者のようになってしまうだろう。しかし質問の力があれば、人生をコントロールし、どの道を進むべきかを知ることができる。他人や自分にもっと質問をすることができたら、どんな感じがするか想像してみよう。どれほど人生がすばらしいものになるか、想像できるだろうか?

(「はじめに」より抜粋)