商品詳細

アランの幸福論 Propos sur le bonheur

アランの幸福論 Propos sur le bonheur

紙の書籍
価格: 1,836円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
価格
1,836円
1,360円
  • 発売日2007.12.15
  • ISBN978-4-88759-602-3
  • ページ数232P
  • サイズ四六判ハードカバー /

商品概要

本書は、93編のプロポからなる原典(英語版)から、とくに印象的で、わたしたちの心に響く200の名言を訳出し、「不安と感情について」「自分自身について」「人生について」「行動について」「人とのかかわりについて」「仕事について」「幸せについて」の7章に分けて再構成したものです。

商品説明

「幸福であることは他人に対する義務である」

「望んでいることはすべて、人を待っている山と同じ。
 自らよじ登っていかなければならないのだ」

「運命は不変ではない。指をパチンと鳴らした瞬間にも、
 新しい世界が生まれているのだ」

「嘆きも悲しみも、鳥と同じ。ひょいと留まっては、飛びさっていく」

「まず自分がほほえまなくて、誰がほほえむのか」etc…

時代を超えて読み継がれる“幸せに生きるための知恵”

アラン(本名エミール=オーギュスト・シャルティエ)は、19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの哲学者です。才気あふれる哲学教師としてアンドレ・モロワ、シモーヌ・ヴェイユらを輩出する一方で、アランのペンネームで数多くの本や記事を精力的に発表しました。
1906年のはじめ、アランは地方紙に、毎日原稿用紙2枚程度の短い文章を書くようになりました。このコラムはPropos d'un Normand(あるノルマンディー人のプロポ)という見出しで、第一次大戦が勃発するまでの間、アランは論説を書き続けました。1914年までにこうしたプロポを3078編、さらに大戦後には約2000編を、複数の新聞や雑誌に書きました。
アランは、哲学、政治学、美学などに関する著作を発表する一方で、これら大量のプロポをテーマに沿って編集した本も何冊か出版しました。なかでも「幸福」について記した93編のプロポをまとめ、1928年に出版したのが『幸福論Propos sur le bonheur』です。

「幸福論」と名のつく本は、世の中に多く存在しています。なかでも世界中で翻訳され古典的に読み継がれているのが、ヒルティ、ラッセル、そしてアランによるもので、これらはよく、世界の三大幸福論と言われています。
とりわけアランによる『幸福論』は、「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとする独特の文体によって日本でも昔からファンが多く、学生からビジネスマン、経営者まで幅広く親しまれてきました。

本書は、93編のプロポからなる原典(英語版)から、とくに印象的で、わたしたちの心に響く200の名言を訳出し、「不安と感情について」「自分自身について」「人生について」「行動について」「人とのかかわりについて」「仕事について」「幸せについて」の7章に分けて再構成したものです。
ここに収められた、短くも含蓄の深い考察、そしてその軽妙な語り口は、現代においてもけっして古びていません。むしろ、あふれる情報ときびしい競争社会に生きるわたしたちにとってこそ有用となるであろう「人生の知恵」に満ちた内容となっています。

本書をお読みになって、アランの『幸福論』に興味をもたれた方は、ぜひ次は岩波文庫などに収められている完全訳のものをお読みになることをお勧めします。また、ヒルティやラッセルの『幸福論』と読み比べるのも一興かもしれません。
本書があなたの人生の幸福のヒントとなれば、これほどうれしいことはありません。
(「はじめに」より)

目次

目次
Ⅰ 不安と感情について

1本当の原因を見つける

2不安は飲み込まず、吐き出す
3感情に身をまかせない
4ふたつの側面を見る
5悲しみは心の問題ではなく、身体の問題である
6大げさに考えない
7幸せをたくさんつくりだす
8心の平穏が訪れるのを待つ
9感情や不安は、病気の一種にすぎない 1
10感情や不安は、病気の一種にすぎない 2
11感情や不安は、病気の一種にすぎない 3
12感情や不安は、病気の一種にすぎない 4
13病気のまねごとではなく、健康のまねごとをする
14想像力が身体に直接影響をおよぼす
15身体の役割を知る
16まず自分自身に注意を向ける
17心配しすぎない
18不安とは無意味な動揺である
19感情ではなく、態度をコントロールする
20あれこれ考えるのをやめる
21ものごとを拡大解釈しない
22行動をベースに考える
23想像力ではなく、行動に従う
24体を動かして、気持ちを変える
25遠くに目をやる 1
26遠くに目をやる 2
27遠くに目をやる 3
28感情にだまされない
29不満にはけ口を与えない 
30悲しみに抵抗する
31感情の説得力に惑わされない
32感情の口車に乗らない
33自分をただの悲劇役者とかんがえる
34時間の道は引き返すことも、もう一度通りなおすこともできない
35悲しみの翼をもぎとる
36悲しみを尊ばない
37嘆きも悲しみも、すぐに消えてなくなる
38自分を慰める努力をする
39感情に走らない 1
40感情に走らない 2
41その場にふさわしい動きをする
42とことん考えるか、まったく考えないか

Ⅱ 自分自身について
43笑顔でいる
44礼儀正しくふるまう
45幸福を演じる
46一度にふたつの態度をとることはできない
47しぐさには感情があらわれる
48あくびをする 1
49あくびをする 2
50言い訳しない
51機嫌のいい考え方をする
52望むばかりではなく、決意する
53柔軟さを失わない 1
54柔軟さを失わない 2
55自分について、あまりあれこれ考えない
56本物の感情は自らつくりだす
57意志の力があり、そのあとに美しさがある
58楽しむ
59言葉の力をあなどらない
60自分にだまされない
61済んだことを後悔しない
62自分自身のよき友人になる
63楽観主義をつらぬく
64喜びは健康につながる 1
65喜びは健康につながる 2

Ⅲ 人生について
66今ある状況を、新しい観点でとらえる 1
67今ある状況を、新しい観点でとらえる 2
68目の前の現実に集中する
69喜びを持って生きる
70過去をあてにしない
71意志の力を発揮する
72未来を考えず、目の前のことだけを見る
73人は運命の袋を背負って生きる
74自分の幸せのために努力する
75むやみにスピードを求めない
76窓の外の風景を眺める
77さまざまな可能性を考えて決断する
78過去や未来にとらわれない
79自分の人生に専念する
80死ぬか、精いっぱい生きるか
81困難な人生を生きる
82自分のことを考えない
83故人はみんな生きている
84故人のアドバイスに耳をかたむける
85未来をつくる希望を持つ
86自分を信頼する
87希望を持ちつづける

Ⅳ 行動について
88待つのではなく、自ら行動する
89まず行動する
90すべての道は正しい道である
91いらないものは払いのける
92自ら切りひらく
93欲しいものは、自らとりにいく
94自ら求める
95自分の痕跡を残す
96本気で手に入れたいと思う
97理解し、行動する
98本当の解決策とは、どうしたらいいかがわかっていること
99幸せと快楽は別ものである
100進んで行動する 1
101進んで行動する 2
102進んで行動する 3
103進んで行動する 4
104力は自分自身にさえ容赦ない 
105行動の力は、人をまきこむ
106行動のない楽しみよりも、行動のある困難を選ぶ
107喜びは行動にともなって生まれる
108障害に闘志を燃やす
109優柔不断は最悪である 1
110優柔不断は最悪である 2
111優柔不断は最悪である 3
112決断する技術を持つ

Ⅴ 人とのかかわりについて
113最大の敵は自分自身である
114家族から離れる
115素顔を見せる
116家族とは意志の力でつくり、守るもの
117人とのつながりは奇蹟の場である
118幸せな結婚生活を送る 1
119幸せな結婚生活を送る 2
120戦争は退屈から生まれる
121同情しない
122ほほえんでみせる
123最大の敵は相手でなく、自分自身である
124悪口を気にしない
125相手は自分を映しだす鏡である
126悪口を信じるのも感情のせい
127憎まれ口を笑いとばす
128相手にしない
129思いやりを持つ
130礼儀作法を学ぶ 1
131礼儀作法を学ぶ 2
132礼儀作法を学ぶ 3
133礼儀作法を学ぶ 4
134礼儀作法を学ぶ 5
135礼儀作法を学ぶ 6
136礼儀作法を学ぶ 7
137ありのままを求める
138束縛しない

Ⅵ 仕事について
139価値あるものを探し求める
140仕事は、自分に権限があるかぎりは楽しめる
141仕事を楽しむ
142困難こそ喜びをもたらす
143困難を選ぶ
144自分から進んで自由に働く
145役に立つ仕事はそれ自体喜びである
146難しくかつ自発的な仕事を、協力してやりとげる
147メリハリをつける
148「そのうちやる」ではなく、「今やっている」と言う
149希望を抱かずに始める
150行動することで幸せを得る
151問題の核心に迫る
152神経を集中する
153練習をかさねて身につける

Ⅶ 幸せについて
154心から希望を持つ
155努力する
156幸せをつくりだす 1
157幸せをつくりだす 2
158富を求めつづける 1
159富を求めつづける 2
160自ら実行する
161学びつづける
162かけ足でものごとを見ない 1
163かけ足でものごとを見ない 2
164かけ足でものごとを見ない 3
165幸せになるため努力する
166生命の強さを信じる
167自信を持つ
168苦悩を自分と切り離して考える
169人生をとことん楽しむ
170時間を無理にあやつろうとしない
171まず自分がほほえむ
172上機嫌を発揮する 1
173上機嫌を発揮する 2
174思いつめるよりも無頓着でいる
175頭を空っぽにする
176愛情をもって行なう
177この世で最初の喜びを忘れない
178友情に幸せを感じる
179笑って楽しむ
180上機嫌の種をまく 1
181上機嫌の種をまく 2
182上機嫌の種をまく 3
183上機嫌の種をまく 4
184幸せを願う気持ちがあれば、すぐに幸せになれる
185いつでも人を楽しませる
186すべてを良いほうに見てあげる
187笑いとばす
188自分のなかに幸せを見つける
189何度でも克服する
190幸せは人を輝かせる
191まず自分が幸せになる
192幸せになることを望み、それに取り組む
193自ら幸せであることが最大の貢献
194自分の不幸を話さない
195天気の悪いときこそ晴れやかな顔をする
196自分の幸せを願い、自分でつくりだす
197幸せな人だけが愛される
198幸せこそ最高の贈り物である
199意志をもって幸せになる
200幸せになると誓う

編集者メッセージ

「学生の頃読んだ記憶があるけど、どんな本か忘れちゃった……」という人も多いのではないでしょうか? 少なくとも私はそうでした。しかし、今回の抄訳版編集にあたり、あらためて原稿を読み返したところ、アランの軽妙な表現と、その裏側に脈々と流れる強いメッセージ、そして上にもご紹介した金言の数々……。「本当にこれは80年前に書かれた内容なの?」と思いながら、ぐいぐいと引きこまれてしまいました。

とりわけ7章「幸せについて」はおすすめです。アランの世の中に対する想いがまっすぐに伝わってきて、読むたびに心の温度がちょっと上がるような、幸せな気分になります。編集作業が終わってからも、何度も繰り返し読んでいます。この章だけでも、本書を読んでいただく価値があるはず。(もちろん、他の章も素晴らしいのですが!)

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