商品詳細

予定不調和

サイエンスがひらく、もう一つの世界

予定不調和

紙の書籍
価格: 1,296円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
価格
1,296円
960円
  • 発売日2010.4.15
  • ISBN978-4-88759-794-5
  • ページ数272P
  • サイズ新書判ソフトカバー /

商品概要

近未来を想定したフィクションで多彩な事例を紹介しつつ、研究の今を描き出す異色の作。

商品説明

電子書籍」も販売中です。
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「体細胞由来クローン」
「脳画像技術による嘘発見器」
「遺伝子ドーピング」…。
最先端の科学によって登場しつつある“今までになかったもの”は、
単に生活を便利にするだけでなく、私たちの価値観を揺さぶる存在に。

ある技術だけを推し進めた際に生じる「予定不調和」。
一見、気味悪そうな現象に「調和」をもたらすためには、何が必要なのか?
近未来を想定したフィクションで多彩な事例を紹介しつつ、
研究の今を描き出す異色の作。

【ディスカヴァーサイエンス 003】

目次

目次
序章 予定不調和?
STORY1 いつか見た未来
携帯電話が実現した未来/しなかった未来
STORY2 もう一つの、いつか見た未来
予測できた未来/できなかった未来
新しく「できること」の気味悪さ

第1部競争の時代に

第1章 スマートドラッグがもたらすこと
STORY 福利厚生か労働強化か
スマートドラッグの現在
スマートドラッグが作用する原理
強制か、カウンセリングか
スマートドラッグをめぐる議論と現実
もう一つの未来予想図
新しい価値観

第2章 科学的なテストの時代
STORY 入学試験
新しい審査の方法
面接しない面接
オーダーメード教育?
脳画像技術の現在
ゲノム情報と個人の特性
「教育」の役割
教育現場への影響
未来の選択

第3章 遺伝子ドーピング
STORY ドーピング検査@大学
遺伝子ドーピングは現在でも可能
遺伝子治療の応用
脳ドーピング
「改善」されるヒトの遺伝子

第2部新しい環境と健康

第4章 体細胞由来クローン
STORY 無言の闖入者
クローン技術の虚像
クローンヒツジ・ドリー
クローン技術の原理
タマリンはどこからやってきたのか
希少動物のクローン
クローン技術とマンモス復活
クローン技術の希少動物保護への応用
管理されている実験
保護すべきは希少動物か

第5章 遺伝子組換え食品
STORY 大豆を作る小麦?
遺伝子組換え作物
混入が起こる可能性
遺伝子組換えの受け止め方
混入の原因へ
新しい仕組み作り

第6章 デザイナーベビー
STORY 「治療」の範囲
受精卵に遺伝子を導入する技術
最小限の措置と最大限の治療
着床前診断
SNPによって生じる違い
予測可能性と同意
技術が持つ力強さゆえに

第3部意思のあるところ

第7章 ニューロマーケティング
STORY 風変わりなアルバイト
脳科学によるマーケティング
不可思議なデータ
ニューロマーケティングの技術と効果
ヒットの裏にある真実とは
神経経済学の影響

第8章 ブレインマシンインターフェース
STORY 自殺未遂か、傷害事件か
ブレインマシンインターフェースでできること
脳の情報を機械へ、外界の情報を脳へ
操作が行われた場所
軍事面などへの応用
絞りきれない可能性
不明のままの真相
ブレインマシンインターフェースの別の側面
脳深部刺激(DBS)の技術

第4部問い直される[わたし]

第9章 脳画像技術による嘘発見器
STORY 見慣れない証拠
嘘をつくときに使う脳
嘘と真実を見分ける
逆転する悪夢
拒否する権利
最終兵器の存在

第10章 パワードスーツがもたらすこと
STORY 過剰防衛
実用化されるパワードスーツ
電気信号は神経を経由して筋肉に伝わる
装着があらわにすること
増強される身体の許容範囲
新しい村で

第11章 サブリミナル効果に代わって
STORY ある日、インターネットのサイトで
レコメンド機能
データの収集
「履歴」の集約が生むこと
影響される嗜好
マーケティングの公正さ

終章 情報と技術の氾濫を泳ぎ切るために
STORY 生活総合レコメンデーション
嗜好の誘導
膨らんでいく不信と不安
溶けていく「自分」
予測できない複数の技術の組み合わせ
選択できる未来

あとがき