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ニーチェ[超]入門 【30% OFF】

生きるための哲学

ニーチェ[超]入門 【30% OFF】

紙の書籍
特別価格: 983円(税込) 価格:1,404円
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
価格
1,404円
1,040円
  • 発売日2010.12.15
  • ISBN978-4-88759-835-5
  • ページ数140P
  • サイズ四六判ハードカバー /

商品概要

100万部を突破したベストセラー『超訳 ニーチェの言葉』。今までになかった、現代に生きるわたしたちを勇気づけるニーチェの名言集を生み出した白取春彦が、机上の空論あるいは単なる教養としての哲学ではなく「生きるための哲学」としてのニーチェの思想を語る。

商品説明

(本書の一部)
「哲学は論理の正しさがどうのこうのというものではないし、そもそも哲学は学問ですらない」とニーチェは考えたのだ。ニーチェは、哲学は人間が今ここに生きるべき生の本質だと考えた。生き方が哲学だと思っていた。
真理がどうのこうのではなく、まず生き方をニーチェは重要視する。

だから、論理が正しいから真理だという考え方はしない。この生き方が人間としてまっとうかどうかということを問題にする。このまっとうさとは、社会的、倫理的、宗教的な真摯さの意味ではない。人間本来のまっとうさを具現化しているかということだ。

目次

目次

はじめに
ニーチェの短い人生の短い年譜
第一部真実のニーチェ
ニーチェの風貌
わからないニーチェをわかりやすくするために
哲学は生の芸術だ
遠近法こそ、人間の認識方法だ
世界の無意味と無価値
自分もないし、あの世もない
道徳
ニヒリズムを克服する
超人思想
「神は死んだ」
ニーチェによるキリスト教批判の弱点 1
ニーチェによるキリスト教批判の弱点 2
ニーチェによるキリスト教批判の弱点 3
この世に生き、現実を肯定する
力への意志/生きることとは何か

第二部生きるためのニーチェ
決断する
贅沢を敵にしない
徹底した自分主義
真の教師を見つける
本能こそ命の力だ
人を尊重する英雄になれ
人生に必要な洞察と困難
人生を愛する気高さを持つ

あとがき
参考文献

著者からのメッセージ

これは、ニーチェの考え方がどんなものだったかを伝える本だ。けれども、ニーチェの入門書ではない。別にニーチェや哲学に入門したくない人にでも読めるように書いたからだ。

以前に上梓した『超訳ニーチェの言葉』が味付けされたご飯ならば、この本はお新香だ。浅漬けもぬか漬けもあるし、辛しレンコンも少し入っている。つまり、一世紀以上の昔の一思想家の考えなど、この現代に生きるわたしたちに何の関係もなさそうだけれど、実はそうではないから、こういう本を書いたわけだ。

どの点でわたしたちに関係があるかというと、まずは考え方という点だ。たとえば、世界は厳然たる事実としてたった一つだけここにあるのではなく、個々人の観点においてそれぞれの世界があるという考え方だ。これをニーチェはさまざまな形で見せてくれたのだ。

また、文化や社会倫理というのはつくられてきたものだという考え方だ。したがって、政治という面倒で陰惨な方法をとらなくても、わたしたちの今後の生き方や関わりしだいで、新しい文化社会を形成できることになる。

ところで、溌剌とした若者たちが絶対見本にしたくないと思うようなオトナや老人たちの多くは、これこれはこういうものだという概念だけで生きている。そのこれこれは長い間にわたってそうであったから伝統があり疑いなく信頼すべきものだとさえ思い込んでいる。そんな自堕落な加齢臭で充満したような考えに鋭い鑿(のみ)で穴をうがったのがニーチェという男だった。新しい発想をし、新しい強い生き方を説いたのだが、ナチズムはニーチェの文章の断片を自分たちにつごうのいいように歪曲し、後世の学者たちはニーチェの思想の暗い面をあまりにも強調しすぎた。

だから、この本ではニーチェの考え方の中でも、現代のわたしたちの栄養と教養になるような面をメインにする。

しかし、ニーチェの論の弱点もきちんと最後に書いておく。それは今までのニーチェ論ではまったく触れられていなかったものだからだ。

本書を読んでニーチェや哲学に興味を抱いたならば、他の本にも少しはあたってみてほしい。いい本も悪い本もあるけれど、そっちのほうにはニーチェ食堂の肉や煮込みもたんと置いてある。この本はお新香にすぎない。けれども、お新香には体によい乳酸菌が含まれている。
(「はじめに」より)