商品詳細

ようこそ、私の研究室へ

世界に誇る日本のサイエンスラボ21

ようこそ、私の研究室へ

紙の書籍
価格: 1,296円(税込)
  • 発売日2010.11.15
  • ISBN978-4-88759-856-0
  • ページ数328P
  • サイズ新書判ソフトカバー /

商品概要

日本の科学技術を支える、多種多様な研究者たち―。
彼らが目指す成果とは? 彼らが夢見る未来とは? サイエンティストの「仕事」とは?
独創的な発想の源と、科学に賭けた人生を、研究者が自らの言葉で語る!

商品説明

日本の科学技術を支える、多種多様な研究者たち―。
彼らが目指す成果とは? 彼らが夢見る未来とは? サイエンティストの「仕事」とは?
独創的な発想の源と、科学に賭けた人生を、研究者が自らの言葉で語る!
収録内容は……
ひらめき能力のあるコンピュータで「脳」を創るカオス工学
親の不注意とされてきた子どもの思わぬ事故・ケガを防ぐセンサ技術
日本がオイル輸出国になる日が来る!?「藻」によるバイオ燃料開発
「動物の体」で「人間の臓器」をつくる驚異の再生医療
津波と地震から世界の人々を守る予測研究
自動車の交通渋滞解消に威力を発揮する「数学」
猫を怖がらないネズミが生まれる嗅細胞の謎
不思議生物「粘菌」から学ぶ生き物の「賢さ」

などなど、驚きのアイディアで最先端を探求し、新しい技術で世界を変えてゆく科学者たち、総勢21人が登場!
「常識をぶち破る発想術」「好奇心を推し進める行動力」「つねに攻め続けるタフネスさ」「仕事に対する使命感」
「挫折をバネにする向上心」など、ビジネスにも役立つ明日へのヒントが見えてくる。

【ディスカヴァーサイエンス 004】

目次

目次
第1章独自のアイディアで 驚きの成果を実現する研究室
■まったく新しい「X線技術」でガンの早期診断に挑む---百生敦(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 准教授)
■不思議な生物「粘菌」から「生き物の賢さ」に迫る---中垣俊之(公立はこだて未来大学 システム情報科学部 複雑系知能学科 教授)
■レーザーは魔法の杖! 微粒子の正体を解明する---藤井正明(東京工業大学 資源化学研究所 教授)
■常識を信じるな、化学分析の壁を打ち破れ!---河合潤(京都大学大学院 工学研究科 教授)
■化学の力で命の秘密「二重らせん」をつくりだす---八島栄次(名古屋大学大学院 工学研究科 教授)
第2章 最先端を探求し 世界を舞台に活躍する研究室
■アスリートのような科学者、量子情報科学を駆ける---古澤明(東京大学大学院 工学系研究科 教授)
■タンパク質の解析は世界が舞台だ---岩田想(京都大学大学院 医学研究科 教授)
■科学への情熱がT細胞研究への道を拓く---宇高恵子(高知大学 医学部教授)
■津波から人間を守るのは、科学者の使命---佐竹健治(東京大学 地震研究所地震火山情報センター 教授)
■カエルの卵研究20年、生命の謎を探求---佐方功幸(九州大学大学院 理学研究院 教授)
第3章 夢を原動力に 新しい分野を開拓する研究室
■カオス工学で「脳」を創ろう---合原一幸(東京大学 生産技術研究所 教授)
■猫を怖がらないネズミ登場!情動の秘密---小早川令子(大阪バイオサイエンス研究所 神経機能学部門 室長)
■生物の仕組みをコンピュータを駆使して解明せよ---冨田勝(慶應義塾大学 環境情報学部 教授)
■絆創膏型のモニタリングシステムが常識になる日---前中一介(兵庫県立大学大学院 工学研究科 電気系工学専攻 教授)
■性と性行動の仕組みに分子レベルで迫る---長濱嘉孝(自然科学研究機構 基礎生物学研究所 特任教授)
■「藻」が世界のエネルギー問題を解決する---渡邉信(筑波大学大学院 生命環境科学研究科 教授)

第4章 新しい技術の創出で 社会を変える研究室
■交通渋滞を解決するのは「数学」におまかせ---西成活裕(東京大学 先端科学技術研究センター 教授)
■水の浄化システムで世界の暮らしを安全に---山本和夫(東京大学 環境安全研究センター 教授)
■東京上空にイモムシが? 巨大実験場で快適な街づくり---神田学(東京工業大学 工学部 教授)
■日常の事故から子どもを守るのは「センシング技術」だ---西田佳史(産業技術総合研究所 デジタルヒューマン工学研究センター 生活・社会機能デザイン研究チーム チーム長)
■動物からヒトの臓器をつくりだす驚異の再生医療---中内啓光(東京大学 医科学研究所 教授)

著者からのメッセージ

いまをときめく科学者たちの取材を月に一度のペースで3年あまり続けてきた。研究活動を冊子で紹介するためにお話をうかがうのがおもな目的だ。最先端の先生たちからホヤホヤの成果について個人授業を受けられるのは、ライターという職業ならではの役得。ところが、研究内容のおもしろさもさることながら、より魅了されることが多かったのは、研究者という職業ゆえのドラマに彩られた彼らの人生だ。本書はそんな科学者たち、21人の物語を集めた本である。「仕事が人をつくる」とよくいう。彼らが魅力あふれる人間であるひとつの理由は、「研究者」という職業自体が相当に素敵な職業だからではないか、と私は考えている。「研究者」という職業がもつさまざまな側面をたとえてみるなら、ベンチャー企業の経営者であり、アイディア勝負のギャンブラーであり、世界中どこでも仕事のできるコスモポリタンであり、社会改革を夢見る革命家であり、そして夢を追い続ける永遠の青年……こうした存在として生きることが、「研究者」としてよりよく生きるにつながる。「研究者」とはそんな稀有な職業なのだ。こうした「研究者」という職業の魅力を伝えたい、というのが本書の目的である。登場する研究者たちの活躍する分野はさまざま。ガン治療や再生医療、都市の異常気象、子どもの安全、交通渋滞解消といった社会のニーズに応える技術。あるいは、知性の起源、生物の性の不思議、量子力学理論の検証といった純粋な科学的探究・・・・・・いずれも最前線の研究だ。読めば、科学のホットな話題を次々ザッピングする体験が楽しめるはずだ。 時代背景や科学史的な側面にも言及したので、21の物語を重ね合わせれば、 1980年代や90年代が、日本の科学研究にとってどのような時代だったのかを垣間見ることもできるだろう。(まえがきより抜粋)