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[紙+電子セット]「受験国語」害悪論

[紙+電子セット]「受験国語」害悪論

紙+電子
価格: 2,368円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
1,728円
1,280円
2,368円
    個数:
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2015.2.18
  • ISBN978-4-7993-1638-2
  • ページ数272P
  • サイズ四六判・並製 /

商品概要

「本物の国語力」は、進学塾では身につきません。ご家庭でもできる方法を、小1から難関中学受験までレベル別にお教えします。

商品説明

中学受験指導を行っている多くの進学塾では、「長い元文章の一部分を切り抜いて設問をつけた問題」をやらせる国語指導が「定番」のようになっています。この「長文切り抜き問題」をただひたすら解かせる以外には、正しい方法はないかのようです。

しかし、この「受験国語」特有の指導方法では、小手先の得点力は上がるかもしれませんが、本当の国語力が上がることは、はっきり言ってありません。お子さんが、これからの先行き不透明の時代を生きていくために求められるのは、「解き方」も「公式」も「ただひとつの答え」もない問題について、自分の頭で考える力です。それこそ、真の「国語力」というものでしょう。

では、この本物の国語力はどのようにすれば身につくのでしょうか。

京都・四条烏丸で25年間、難関中学・高校受験指導を行っている著者は、大手進学塾のやり方を一刀両断。下記の学習方法を、適切なタイミングで、適切な方法で行うことを提唱します。

 1 読み聞かせ
 2 音読
 3 読書(の環境を整える)
 4 暗唱
 5 書き写し
 6 映画、演劇、落語、講談を見せる
 7 論理的思考力を鍛える
 8 要約
 9 問題演習(ただし、受験をする場合のみ)
 10 小論文 
 11 作文、随筆文、小説・物語文、詩

「適切なタイミング」「適当な方法」とは? まずは、本書の「国語力チェックテスト」で、お子さんの学習レベルを判定してみてください。お子さんの国語の勉強に悩んでいらっしゃる方にぜひお読みいただきたい1冊です。


(「まえがき」より)
「受験国語」という特殊な国語教育があります。進学塾などで行っている「長文切り抜き問題」に偏向した指導法のことです。それは、小学校、中学校、高等学校などで行われている国語の授業とはまったく異なるものです。実際に、子どもの頃に進学塾に通っていた親御さんなら、その違いがよくわかるでしょう。

学校の「国語」と進学塾の「国語」は、同じ「国語」を名乗っていながら、まったく異なるものです。「似て非なるもの」という言葉がありますが、学校の「国語」と進学塾の「国語」は、かろうじて名前は同じですが、中身は「似て」さえもいません。だから、明確に区別するためにも、進学塾の「国語」には、「受験国語」などという別な名前をつけなければなりません。

「受験国語」の指導は、やっつけ講師がやっつけ問題集の問題を生徒に解かせて、その答え合わせをするだけの授業。やっつけ講師に「内容理解」「共感」「意見陳述」「黙考」「創造」など、国語の根幹に至る指導などできっこないからです。

「長文切り抜き問題」が「本当の国語力」を上げることなどありません。 「本当の国語力など、とりあえずはいい。とにかく入試の点数さえ上がればいい」という親からの要望だとしても、「長文切り抜き問題」がその肝心の入試の点数に貢献したのかどうかさえもわからないと言っていいでしょう。

目次

第1章 「受験国語」は諸悪の根源である

国語教育の変遷を振り返る
 「読み・書き」から「長文切り抜き問題」へ
 中学受験熱が「長文切り抜き問題」を生んだ
 「長切問題」でむしろ国語力が下がった
 「長切問題」から「論理で解ける」へ
「長切問題」とその弊害
 いきなり「実戦問題」をさせるのは暴挙の極み
 本当の国語力とは?
 「すでにある答えを探す」クセだけがつくと取り返しがつかない
 なぜ進学塾では「長切問題」ばかりやらせるのか
 進学塾では基礎を鍛えられない
 「秋田式」が都会ではできない理由
 進学塾が学校の授業を台なしにしている
 学校と塾の関係は「安売り合戦」化している
国語は論理だけでは解けない
 国語力と論理力の関係とは?
 算数(数学)は論理的である
 論理に欠陥があるから、国語は必ずしも論理的とはいえない
 「論理的な文章を書く」と「読解問題を論理的に解く」は別物
 「論理」に加えて、国語力には「経験」が必要
 「論理」に加えて、国語力にはさらに「芸術的感性」が必要
 正答は多数決で決める?
 「非論理的思考」も必要である
 「直感」は人間の重要な能力の一つ
 国語は満点を取れなくてもいい?
 「答えを探す」力は本物の国語力ではない
 本物の国語力とはこういうもの

第2章 本物の国語力をおうちで身につける方法

学習の構造と「子どもが伸びる」教え方
 「伸びる」ためには「教えないこと」が肝心
 難問だけを与えても意味がない
 「子ども本人がどう思うか」が重要
 ハードルは「少し高い」くらいに設定するのが肝
 教えてくれるのを待っていても身にはならない
 考え方、解法を指導するのは学校、塾の役目
 正誤の区別をつけるのが親の役目
国語力が伸びた子どもの例
 事例1 本が読めないAくん
 事例2 本が読めるBさん
 事例3 国語力が非常に高いCさん
お子さんの国語力のレベルを知る
 《国語力チェックテスト》
  ○判定
レベル別学習方法
 レベル1の練習
 レベル2の練習
 レベル3の練習
 レベル4の練習
 レベル5の練習
 レベル6の練習
 レベル7の練習
本物の国語力を高める学習訓練とは
 おうちでできる学習と、できない学習がある
1 おうちでできるもの(しなければならないもの)
 1.読み聞かせ
  読み聞かせのコツ
  「読み聞かせ」から、自分で「音読・黙読」できるようにするには
 2.音読
 3.読書(の環境を整える)
  読書は国語力の必要条件である
 4.暗唱
 5.書写
 6.映画、演劇、落語、講談を見せる
2 上手にやればおうちでも可能なもの
 7.論理的思考力を鍛える
 8.要約
 9.問題演習(ただし、受験をする場合のみ)
  「長切問題」の欠点を減らすには
3 おうちでは難しい(専門家の指導を必要とする)もの
 10.小論文(自分の考えを書かせる)
4 専門家の指導があっても、難しいもの
 11.作文、随筆文、小説・物語文、詩(自分の思い・感情を書かせる)
そのほか、国語に関する訓練
 1.漢字の読み
 2.漢字の書き取り
 3.文法
 4.おまけ
親がすべき、何よりも大切なこと
 どこまでが親の責任なのか
 短期間で成功する方法なんてない
 おうちでできること、おうちでしかできないことがある
 「親の管理」は子どもの学力の「必要条件」である
 親がすべきことチェック表

付録
 次の訓読みを知っていますか?
 小学生で知っておきたい漢字の読み

推薦図書
 知っておきたい詩歌
 知っておきたい唱歌

あとがき