商品詳細

[紙+電子セット]世界が憧れた日本人の生き方

[紙+電子セット]世界が憧れた日本人の生き方

紙+電子 日本を見初めた外国人 36 人の言葉 (携書 176)
価格: 1,480円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
1,080円
800円
1,480円
    個数:
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2016.12.26
  • ISBN978-4-7993-2024-2
  • ページ数208P
  • サイズ新書判・並製 /

<正誤表>

10 ページ 7 行目に誤りがございましたので、お詫びの上、下記のとおり訂正いたします。

誤)私は、ここに挙げる42名の外国人たちの記録から、
正)私は、ここに挙げる36名の外国人たちの記録から、

商品概要

現代を豊かに生きる智慧は、かつての日本にこそ眠っている。シーボルト、イザベラ・バード、アインシュタイン……。16世紀以降に日本を訪れた外国人たちの記録から、現代にも通用する「生き方のヒント」が見えてくる。

商品説明

歴史に名を残す世界各国の偉人たちが感動のあまり書き留めた言葉の数々から、日本人が立ち返るべき原点が見えてくる。

・「何と多くの思いがけない親切に出会うことか!」
・「ほんものの平等精神が社会の隅々まで浸透している」
・「私たちは何もかも幸福であった」


(「はじめに」より)
私は、書き留めた言葉の数々からこうした日本の素晴らしい原型が浮かび上がってくるのを目のあたりにすると同時に、現代の日本がそこから少しばかり外れてしまっていることに思い当たりました。そして、私たちが原点回帰することの必要性を、身にしみて感じるようになりました。

未知のものを模索するのは難しいでしょうが、もともと存在しているものにもう一度目を向けるのは復習であり、温故知新です。ありがたいことに、先人たちのお手本が外国人たちの訪日記録という形で現在でもしっかり残されています。そして日本人は、先祖代々からの文化継承を得意とする民族です。元来持っていた良さが完全に失われたわけではなく、戻る気にさえなれば戻れる環境があります。

いまほど、自国の伝統文化の素晴らしさに再度光をあてることがふさわしいときがあるでしょうか。

目次

はじめに

第1章 シンプルさのなかに豊かさを見いだす
 シンプルな住まいに暮らす――A.B.ミットフォード
 質素でありながら満足した生活を送る――タウンゼント・ハリス
 純粋なままで生きる――ヘンリー・ヒュースケン
 慎ましやかな物質的満足感で生活する――エミール・ギメ

第2章 どんな相手も尊重する
 立場の弱い人に親切にする――イザベラ・バード
 敵に対しても心遣いをする――フランシス・ブリンクリー
 トラブルが起きたら、最初に詫びる――カール・ムンチンガー

第3章 いつも陽気である
 隠しごとをしない――L・ド・ボーヴォワール
 生活を楽しむ――チャールズ・ロングフェロー
 気持ちよく挨拶する――グスタフ・クライトナー
 礼儀作法として笑いを絶やさない――エドモンド・コトー
 いつでも陽気である――シェラルド・オズボーン

第4章 教養を身につける
 自発的に学ぶ――ヴィルヘルム・ハイネ
 教育で人格を養う――ヘンリー・ダイアー
 教養を見せびらかさない――シーボルト
 報道をチェックする――P・ボヌタン

第5章 自然とともに生きる
 精神的に自然と通じ合う――パーシヴァル・ローウェル
 自然と互恵関係をつくる――アーネスト・サトウ
 人間らしい生き方を意識する――ジョルジュ・ブスケ
 自然の循環のなかに生きる――キャサリン・サンソム

第6章 必要な道徳心を備える
 正直である――エドワード・モース
 社会を快いものにするべく配慮する――エドウィン・アーノルド
 恩に報いることこそが道徳である――ルース・ベネディクト

第7章 進んで相手をおもてなす
 相手を楽な気分にさせる――クララ・ホイットニー
 人好きであること――アーサー・クロウ
 相手に要求しない――エミール・カヴァリヨン
 ありとあらゆる用意をする――ラドヤード・キップリング
 極上のサービス――ブルーノ・タウト

第8章 共存共栄に生きる
 必要以上に憎まず、欲しがらない――アレッサンドロ・ヴァリニャーノ
 個人よりも共同体を優先する――ローレンス・オリファント
 中庸の精神を持つ――バジル・ホール・チェンバレン
 自らの感情や憎悪をあらわにしない――アルベルト・アインシュタイン

最終章 現代に生きる日本の美徳
 精神的な価値を考える教育――李登輝
 隣人愛に似た「和の精神」――ネルケ無方
 自らの身分を正当化しない――ロバート・ベラー
 穏やかで品位があり、秩序を守り、高い犠牲心と優しさがある――ジャンヌ・ボッセ

おわりに
参考文献

著者からのメッセージ

本書は、私たちの住む日本という国が、古代から膨大な時間をかけてじっくりと培われた、本当の意味で人間らしく、健康的で平和で、かつ満ち足りた理想的な社会であったということを示すものです。

日本はいま、世界から大きく注目を集めています。たとえば近年、様々な日本の文化が、続々と世界遺産に登録されています。2013年には富士山が、2014年には富岡製糸場と周辺の絹産業遺跡、そして和食が登録され、つい最近は、日本の祭り「山・鉾・屋台」33件もが無形文化遺産に登録されることが発表されました。そのなかでも特に興味深いのが、2010年に世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」です。自然の山と海、そして人間のつくり出す日々の暮らし。つまり、「土地と住民の生活スタイルそのもの」が、世界の宝として認定されたのです。

昨今、「エコロジー」だとか “Go Green”(環境に優しく)などと叫ばれ、自然を大切にしようという活動が西洋社会で盛んになっています。しかし、そのようなスローガンが生まれる遥か以前から、里山には環境に優しい暮らしが存在し続けてきました。人間をあらゆる被造物のなかでもっとも優れた存在と見る西洋の思考とは対照的に、動植物すべてが人間と同じ世界に同等に存在すると見る「共生感」が日本人には根本的に備わっていると見ることができるでしょう。こうしたことが、一連の遺産登録によって世界中から評価されることになったのです。

そしてこれから先、日本に対する世界の関心はより一層高まっていくはずです。2020年には、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。そのとき、自然風土や食、伝統文化、物づくりなど、様々な角度から日本が世界の注目を浴びるのは間違いありません。そこで私はこれを機に、日本人が自らのユニークな長所を見つめ直し、衰退していたものを復活させていくことで、日本という国を再び活性化させるとともに、世界全体が安定を取り戻すことに繋がるのではないかと考えています。
(「はじめに」より)