商品詳細

トリーズ(TRIZ)の発明原理40

トリーズ(TRIZ)の発明原理40

紙の書籍 あらゆる問題解決に使える科学的思考支援ツール
価格: 2,592円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
2,592円
1,920円
3,552円
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2014.8.25
  • ISBN978-4-7993-1523-1
  • ページ数200P
  • サイズB5変型(横長)/並製 / 重さ520g

商品概要

旧ソ連の技術力を支えた門外不出の科学的発想法! 200万件を超える特許の分析から得られた「発明」の共通項とは? 共通項から問題解決を学ぶ。

商品説明

トリーズ(TRIZ)とは、ロシアの特許審査官が特許をベースに作成し、200万件以上の特許で、定量的に検証・ブラッシュアップした、分野を超えて利用できる、他に類を見ない、非常に優れた発明と問題解決の理論です。

TRIZの中でも一番最初に作られたのが、本書でご紹介する「40の発明原理」です。

多くの場合、問題というのは、矛盾した2つ以上のことを、一度に解決しようとするところから生じます。こういった矛盾を解決する助けとなってくれるのが発明原理です。


ロシアの特許審査官だったアルトシューラーは、来る日も来る日も特許を見ているうちにあることに気づきました。「分野が違っていても、問題解決の手法には共通要素があるのではないか?」と。そこで、何百、何千件の特許を元に、「発明のコツ」を抽出していきました。そして、そこからついに、発明の「共通要素」を法則化することに成功したのです。

さらにアルトシューラーはもうひとつのことにも気づきました。それは「ある分野で新たに解決された問題の9割は、実はほかの分野で既に解決されている問題である」ということです。そうしてアルトシューラーがたどり着いたのが「問題解決プロセスの一般化」で、これらをまとめた科学的問題解決プロセスがトリーズ(TRIZ)です。

本書でご紹介する「40の発明原理」は、一つひとつの具体的な問題解決方法の中から、問題解決プロセスを一般化して抽出したものです。これを活用することで、他分野における過去の失敗や成功からより深く学べるようになります。また、異分野の技術者同士やビジネスパーソンの間で今まで難しかった「技術の本質に迫った話」ができるようになります。

TRIZは、今も進化を続ける巨大な理論体系ですが、本書で紹介する「発明原理」は、TRIZの原点であると同時に、ほかのすべての理論の基本にもなっています。本書は、現在、欧米を中心に高付加価値なビジネスを成り立たせているこの手法の原点を、一般の方向けに初めてご披露するものです。


・紙幣の偽造を防ぐには? → 透かしや微妙な凹凸をつける <#3 局所性質原理>
・ネバネバの納豆をうまくパック詰めするには? → パック詰めしてから発酵させる <#10 先取り作用原理>
・イベントで、効率よく集客するには? → 定期開催にする <#19 周期的作用原理>
・限られた紙面に効率よく情報を盛り込むには? → 色分けをする <#32変色原理>


* 問題に応じて使える発明原理がわかる一覧表(矛盾マトリクス)付き


(「はじめに」より)
「創造力」はつねに多くの人の課題であり、憧れでしたが、コンピューターの出現以来、人間が人工知能に勝る数少ない能力の一つとして、いっそう注目されてきているように思います。

この人類の最後の砦とも言うべき「創造力」を鍛えるために、さまざまな「創造技法」が考案され、活用されてきました。オズボーンの9分類73質問やマンダラート、TOWSマトリクスなどなど。これらは手法がシンプルに完結しているためわかりやすく、取り入れるのも比較的容易ですので、広く用いられているようです。それらは実際、非常に役に立ちますが、一方で、こうした手法に習熟していくと、たいてい1つの壁にぶつかることになります。引き出した発想が「自分の経験の範囲内プラスその一歩先」くらいにとどまってしまうのです。

なぜかというと、世の中の創造技法の多くは、「分類(そのためのヒントとなる質問、あるいはラべリング)」「n分類を2軸にしてn×nのマトリクスにして整理する」「互いに比べる」「ロジカルに考える」というものです。そして、これらは実はすべて「別視点の提供」なのです。つまり自分の脳の中にあるこれまでの「経験」を、いろいろな視点・角度から捉えることにより、ほかの経験と結合して、新しいものを「創造する」ということになります。これは言ってみれば、「今までに使ったことのある食材」だけを使って料理をするようなものです。新しい調理法を学ぶことでしばらくレパートリーは増えますが、回を重ねてくるとどうしても「料理の範囲」に限りがあることに気づいてしまうわけです。となると、新しい食材、すなわち、今までとは違う情報、経験が必要になります。今までとは違う分野での仕事や勉強が必要になってくるわけですが、新しい分野が異分野であるほどすぐに学ぶことは難しく、それゆえ、画期的なアイデアが簡単に生まれてはこないのです。

しかし、もしここで「創造技法」そのものの中に、こうした「異分野を学ぶための工夫」が含まれていたり、それどころか「異分野の知見」がすでに用意されていたとしたらどうでしょうか? しかもそれが何百万件ものデータから実証された「理論的な方法」だったとしたら?その「創造技法」が、本書でご紹介する発明的な問題解決の理論(Theory of Inventive Problem Solving)、「TRIZ(トリーズ)」です。TRIZとは、聞き慣れない言葉ですし、耳にしたことがなければ、「トリーズ」と読むこともできません。さらに、TRIZは、Theory of Inventive Problem Solving(発明的な問題解決の理論)の頭文字というわけでもありません。

それもそのはず、これはロシア生まれの技法で、Theory of Inventive Problem Solving をあらわすロシア語(ティオリア リシェニア イズブレタチェルスキフ ザダチェ)の頭文字4つを並べて、「TRIZ」となるのです。

目次

はじめに

第1部 入門! TRIZの発明原理
TRIZとは?
TRIZ(トリーズ)の発明原理
問題を抽象化しよう
どのように問題を抽象化するか?

第2部 40の発明原理
問題解決のフローチャート
発明原理を覚えよう
発明原理のシンボル化
発明原理の順番と9グループ化
発明原理紹介ページの見方

構想系 グループ1 分ける
 1.分割原理
 2.分離原理
 3.局所性質原理
 4.非対称性原理
 「分ける」4原理:お風呂
 「分ける」4原理:食事&料理
 WORK 「分ける」4原理:手
 WORK 「分ける」4原理:カレー作り
 もっとTRIZ:賢い小人(SLP)

構想系 グループ2 合わせ
 5.組合わせ原理
 6.汎用性原理
 7.入れ子原理
 8.つり合い原理
 「合わせ」4原理:発明原理シンボル
 WORK 「分ける」4原理:列車
 WORK 「分ける」4原理:寝室
 もっとTRIZ:科学的事実(Effects)

構想系 グループ3 事前に
 9.先取り反作用原理
 10.先取り作用原理
 11.事前保護原理
 12.等位性原理
 「事前に」4原理:コンビニ
 「事前に」4原理:人体
 WORK 「事前に」4原理:トイレ
 WORK 「事前に」4原理:サービス
 もっとTRIZ:事前、事中、事後

技巧系 グループ4 変形
 13.逆発想原理
 14.曲面原理
 15.可変性原理
 16.アバウト原理
 「変形」4原理:人体
 「変形」4原理:洗濯機
 WORK 「変形」4原理:回転寿司
 WORK 「変形」4原理:エスカレーター
 もっとTRIZ:9画面法

技巧系 グループ5 効率化
 17.他次元移行原理
 18.機械的振動原理
 19.周期的作用原理
 20.連続性原理
 「効率化」4原理:人体
 「効率化」4原理:電車
 WORK 「効率化」4原理:調理器具
 もっとTRIZ:進化パターン(Prediction)

技巧系 グループ6 無害化
 21.高速実行原理
 22.禍転じて福となす原理
 23.フィードバック原理
 24.仲介原理
 「無害化」4原理:人体
 「無害化」4原理:通勤電車
 WORK 「無害化」4原理:天ぷら
 もっとTRIZ:究極の理想解(IUR)

技巧系 グループ7 省力化
 25.セルフサービス原理
 26.代替原理
 27.使い捨て原理
 28.メカニズム代替原理
 「省力化」4原理:トイレ
 「省力化」4原理:カメラ
 WORK 「省力化」4原理:スマートフォン
 もっとTRIZ:トリミングと資源の発見

物質系 グループ8 変材
 29.流体作用原理
 30.薄膜利用原理
 31.多孔質利用原理
 32.変色原理
 33.均質性原理
 40.複合材料原理
 WORK 「変材」6原理:料理

物質系 グループ9 変相
 34.排除・再生原理
 35.パラメーター変更原理
 36.相変化原理
 37.熱膨張原理
 38.高濃度酸素原理
 39.不活性雰囲気原理
 WORK 「変相」6原理:料理

第3部 発明原理実践編
総合WORK
もっとTRIZ! リバースTRIZのススメ
もっとTRIZ! 最終回:もっとTRIZを学ぶには?
発明原理シンボルマーキング
発明原理シンボル on 9画面法

索引

おわりに