商品詳細

独裁力

独裁力

紙の書籍 ビジネスパーソンのための権力学入門
価格: 1,620円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
1,620円
1,200円
2,220円
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2014.4.16
  • ISBN978-4-7993-1477-7
  • ページ数272P
  • サイズ四六判・並製 /

商品概要

権力アレルギーから脱皮せよ。そして、世界で闘おう。変化に迅速に対応し、組織が望む結果を得るために、リーダーもフォロワーもすべてが知っておくべき「権力」のエンジニアリング。

商品説明

反権力主義の罠にはまったまま、この変化とグローバルの時代に立ち後れ、衰退していくのか?
権力亡者の戦略にはまり、組織もろとも破滅の道をたどるのか?

前グーグル日本法人名誉会長 村上憲郎氏絶賛!
「今の日本企業とリーダーに最も欠けているものを見事に指摘してくれた」

(「序章」より)
「意思決定」について、いろいろなトピックがあります。たとえば、マネジメント雑誌の特集記事から題名を拾ってみると、次のような感じになります。

 ・事実の分析、およびロジカルな推論によって合理的な結論を出すのを支援する意思決定支援ツール
 ・マネジメントに二〇%の時間を割くための生産性改善論
 ・人の話を聞き意思決定に生かすためのクラウドの知恵の活用法 等々。

正しい意思決定をもたらすために方法論的な工夫をする、というものが、ほとんどです。しかし、普通の人であれば当然、

それで本当に決定できるの?

という疑問が湧くはずです。組織人としては、いくら意思決定しても権力がなければ組織を動かすことができませんし、あるいは、権力がなければそもそも意思決定すらできない、という当たり前のことが気になるはずです。

意思決定は、意思決定権者である権力を持っている人しかできませんし、どんなプランも、組織として実行され結果を出さなければ意味がありません。会社の来期の目標を決める意思決定は、今日の夕食を何にするかの意思決定や、野球で次の狙い球を内角にするか外角にするかの意思決定とは質的に異なります。

来期の会社の目標は、勝手に誰かが一人で決めることができるものではないからです。
決めるには「権力」が必要です。

目次

序章 独裁力とは何か?
意思決定しても権力がなければ何も実行できない
今なぜ、「独裁力」か?
独裁力とは、コンセプトを現実にする能力
独裁力の二つのステップ
 本書の構成

第一章 内なる敵を知る
強いリーダーの出現を阻む四つのイデオロギー
 リーダーに対する二つの正反対の観点
 現代日本反権力の四つの罠
反権力の罠 1 「すりあわせ」至上主義
 マッキンゼーが日本でマイナーであり続ける理由
 日本でベンチャーが育たない理由
 みなが合意する戦略がいちばん筋が悪い
反権力の罠 2 「強みを生かす」というお題目
反権力の罠 3 組織文化のせいにする
 三菱の独裁礼賛
 東電もベンチャー企業だった
反権力の罠 4 間違った権限委譲の信奉
 セオリーZの勘違い
独裁力で、虚偽イデオロギーを突破せよ
 独裁力で組織の慣性を打ち破れ

第二章 権力基盤を構築する
今、万人に権力リテラシーが必要な理由
 正しい戦略を立てるだけでは、部下も上司も生き延びられない
 権力のメカニズムの研究は、政治科学
 物事を成し遂げるのに避けて通れない必須のツール
 権力のメカニズムは、時代を超え、国を超えて、変わらない
三つのグループで権力構造を理解する
 コア支持層(第一層)
 コア予備軍(第二層)
 一般メンバー(第三層)
権力のセオリーは、三つの支持層から説明できる
権力の法則 1 コア支持層の数をできるだけ小さくする
権力の法則 2 第一層を常に不安定な状態に置く
権力の法則 3 第二層の予備軍を増やし、代わりはいくらでもいるという状況をつくり出す
権力の法則 4 自分のコア支持層にはきちんと報いる
権力メカニズムを読み解く
M&Aで自分の権力基盤を強化する方法
コア・メンバーは常にモニターしないと、権力基盤は簡単に崩壊する
コア支持層の人事権は自分で掌握せよ
 人事権をいたずらに誇示する必要はない
 しかし、単なるワンマンでは戦争に勝てない

第三章 動員力を発揮する
動員力を発揮するには、大きな支持基盤が必要
 なぜイスラエルはアラブ連合に圧勝したか?
 圧政・専制国家は案外戦争に弱い
優良企業は強固な権力基盤と広範な社員の動員力が両立している
権力の強さと広さから見る企業の四分類
総力戦体制のつくり方
 孫氏の兵法では、現代の戦争には勝てない
 現代戦では広範な支持基盤が必要
 スモール・コアリションの限界
動員力の発揮を阻むタテとヨコの壁
 権力基盤を強化し動員力を高める
民主独裁制によって権力は強化される
 封建領主の存在が権力を弱体化させる
 権力基盤を強化するための持株会社

第四章 独裁者の裏ワザ
権力リテラシーのない人が権力ゲームに手を染めると大失敗する
権力のセオリーを使いきるための裏ワザ
裏ワザ 1 個人的に魅了して支持者を増やす
裏ワザ 2 接待攻勢で味方をつくり、権力基盤を強化する
裏ワザ 3 冷徹な決断は、隠れ蓑を活用する
裏ワザ 4 自ら混乱をつくり上げ、仲裁者として自分を位置づける
裏ワザ 5 序列を無視し、ピンポイントで最も大事な現場を動かす
裏ワザ 6 時間と場所の二つについては、最終権限を手放さない
裏ワザ 7 沈黙は金
組織に一度は没入してみよう

第五章 日本企業の生き残り策
人には理解できないコンセプトも独裁によって実現できる
 権力基盤と動員力がキーワードに
日本企業に必要な方策 1 権力基盤を強化する
 強い権力を待望する日本人
 資本主義社会では、独裁は所詮一時的なもの
 権力の真空構造が日本の経済権力の特徴
 中心権力が不在では勝てない
 独裁力のない組織は滅ぶ
組織の外部に権力の源泉を持つ意味
 多くの経営者はなぜ強い権力を好まないのか
 日本企業の独裁力を強化する
日本企業に必要な方策 2 動員力をどう高めるか
 ムラ社会の「書かれざるルール」は時代遅れ
 多様性を束ね統合する原理
 日本企業には動員力を高める素質がある
権力エンジニアリングの発想
 日本企業は権力エンジニアリングで復活できる

おわりに