商品詳細

成長企業の法則

成長企業の法則

紙の書籍 世界トップ100社に見る21世紀型経営のセオリー
価格: 3,024円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
3,024円
2,240円
4,144円
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2016.3.9
  • ISBN978-4-7993-1852-2
  • ページ数464P
  • サイズA5判・並製 /

商品概要

世界初! 21世紀の成長企業トップ100が決定! 成熟国で成長を続ける“世界の勝ち組”の共通項を描き出し、日本企業の針路を提言する、新時代の経営書。アップル、グーグル、タタ、アリババ、テバ、ノボ、TSMC……成熟国で成長を続ける“世界の勝ち組”の共通項(LEAP)を描く!

商品説明

世界初!「21世紀の成長企業トップ100」が決定

BCG協力のもと、21世紀に入って成長を遂げている企業100社を洗い出し、“世界初の21世紀の成長企業ランキング”を発表。アップル、グーグル、アリババ、テバといった世界に名だたるグローバル企業が上位に名を連ねるほか、日本企業からもファーストリテイリング、ダイキン、コマツといった企業がランクイン。まさに、「21世紀を担う成長企業」の顔ぶれが集結したリストとなっている。

※ 今回、21世紀の成長企業トップ100社を選定するため、2000年から2014年までの15年間のデータで世界のすべての上場企業を評価しました。その選定条件とは、簡単に言えば以下の3つです。
 1. グローバル(Global):国際的に同一基準で評価
 2. グロース(Growth):高い成長率
 3. ジャイアンツ(Giants):大企業


世界の最先端の経営モデルのエッセンスを凝縮

本書では、世界の最先端の経営モデルを参照しながらトップ100社の強さの源泉を解き明かしていく。
#マイケル・ポーターの「CSV(共通価値の創造)」
#フィリップ・コトラーの「マーケティング3.0」
#パンカジュ・ゲマワット教授による「トリプルA」
#石倉洋子による「戦略シフト」
#野中郁次郎による「クリエイティブ・ルーティン」
といった、一流企業の経営で参照されている最先端の経営モデルのエッセンスを、本書から一挙に学び取ることができる。


トップコンサルタントによる、トップ企業の詳細な経営分析を収録

著者の名和高司氏は、マッキンゼーにて19年間、戦略コンサルティングに従事し、大前研一氏らとともに企業の経営改革に取り組んできたほか、現在ではファーストリテイリングやデンソーなどの社外取締役や、ダイキン、日立、リコーなどのシニアアドバイザーを兼任する、国内でも指折りのトップコンサルタント。各企業の実際の経営戦略策定に携わる名和氏の、実際の経営分析の一端を、本書で垣間見ることができる。


日本企業の今後の成長のカギを握る経営のイノベーションモデルを提示

本書では、トップ100社に共通する特徴から、成熟経済においても力強く成長を続けるための条件を、フレームワーク〈LEAP〉として提示。
・〈L〉はビジネスモデルについての要件を、
・〈E〉はコア・コンピタンスについての要件を、
・〈A〉は「企業DNA」についての要件を、
・〈P〉は「志」についての要件を、
それぞれ示している。
この「LEAP」こそは、日本企業が今後グローバル成長を遂げるための針路を指し示す、「経営のイノベーションモデル」である。

目次

はじめに

 米英、北欧─成長を続ける成熟国家たち
 稼ぐ力を強化する─日本が再び成長するために
 “失われた20年”の勝ち組から学ぶ
 世界初! 21世紀の世界の勝ち組」トップ100社を選定
 グローバル成長企業トップ100社の共通点とは?
 日本企業が“跳躍”するために必要なこと

第1章 なぜ今、グローバル成長か?

 成長か、死か─成長しない企業は落ちこぼれるしかない
 成長のパワーを失って失速したグローバル企業
 日本の悪夢─「失われた20年」
 競争環境が変わった!─三つのゲームチェンジャー
 「グローバル勝ち組」から学ぶべき三つのポイント
 今こそ危機を機会に変えるとき
 クオンタム・リープ(量子跳躍)を目指せ

第2章 初公開! 世界トップ100社

 G企業の選定条件─売上高成長率、企業価値成長率、平均利益率
 世界トップ100社の概説─どんな企業が選ばれたか?
 世界トップ100社、二つの共通点

第3章 G企業の経営モデル:LEAP

 質(クオリティ)か、機会(オポチュニティ)か?─優れた企業の二つのタイプ
 G企業─新たなグローバル成長モデル
 ポジショニングと破壊的イノベーションを交互に繰り返せ
 変化の時代に、日本企業はどう変わるべきか?
 「LEAP(リープ)」モデル─G企業の要件とは?
 G企業に向けて─軸足をずらす複雑系経営
 二律背反を超える「経営のイノベーション」
 二律背反を超える「21世紀の経営モデル」
 グローバル成長企業を目指す経営哲学
 「閉鎖系」から「開放系」のビジネスモデルへ ─Lean and Leverage
 コア・コンピタンスを「極める」そして「ずらす」 ─Edge and Extension
 「学習」と「脱学習」で企業DNAを進化させる ─Addictive and Adaptive
 社会価値と経済価値の相乗効果を目指す ─Purpose and Pivot
 ピボットによる進化─GEの「深化」と「伸化」

第4章 厳選! 海外14社の競演

1 ネット時代の旗手 アップル・グーグル・アリババ

圧倒的ナンバーワン成長企業 ランキング1位 アップル
 売上・企業価値の成長で世界トップ企業
 徹底したスマート・リーン戦略
 アップル1・0からアップル3・0へ
 見失った「目的」を取り戻す
 DNAの二重らせん
 イノベーションの本質
 アップル4・0への挑戦
 コラム 「バタフライモデル」と「メビウス運動」

インターネット世代の申し子 ランキング対象外・2位相当 グーグル
 ピュアネット世代の台頭
 シュミットの「300年構想」
 邪悪になるな!
 80:20ルール
 21世紀企業の経営モデル
 日本企業が目指すべきモデル
 21世紀型組織を可能にするさまざまな仕組み
 プラットフォーム事業モデル
 株主に振り回されない経営
 グーグルXの衝撃
 グーグルYが拓く未来都市
 グーグル3.0に向けた創造的破壊
 コラム リゾーム型組織と自己組織化する宇宙

ランキング対象外・2位相当 アリババ
 中国のトップランナー
 驚異の日商1兆円超え
 アマゾンとの本質的な違い
 ジャック・マーの野望
 儒教の精神を呼び起こす
 若者たちの心を鷲掴みする大義

2 辺境のヘルスケアリーダー テバ・ノボ

巨大総合医薬品企業を凌駕する新興勢力 ランキング6位 テバ
 後発薬のチャンピオン
 テバの成長力の源泉
 ベンチャー王国イスラエルの老舗企業
 イノベーション・ハブとしてのイスラエル

インシュリン業界の巨人 ランキング8位 ノボ
 爆発的に増えている糖尿病患者
 プロダクトモデルからケアモデルへ
 中国・インドにおけるCSV先進企業
 辺境の地で異彩を放つ北欧企業

3 エレクトロニクスの覇者 TSMC・サムスン電子・シュナイダー

世界の工場 ランキング11位 TSMC(台湾積体電路製造)
 新業態ファウンドリを作ったイノベーター
 半導体立国・台湾
 オープンプラットフォーム
 モリス・チャンの戦略と実践のタイトカップリング

世界の頂点に立つ ランキング24位 サムスン電子
 サムスン第2の創業
 日本企業の再生力から学ぶ

欧米トップの隠れたハイテク成長企業 ランキング50位 シュナイダーエレクトリック
 群を抜く新興国戦略を取る「環境ビジネスの王者」
 インドでの成長ドライバー
 したたかな新興国戦略を学べ

4 自動車の地殻変動 アウディ・タタ・モーターズ

フォルクスワーゲングループの最優等生 ランキング30位 アウディ
 「スマート・リーン」先進企業
 フォルクスワーゲングループのモジュール戦略
 安全と環境の先頭ランナー
 性能とデザインの二兎を追う
 前代未聞のスキャンダルを超えて

実質世界一の成長企業 ランキング対象外・1位相当 タタ・モーターズ
 「ナノ」の衝撃
 インド社会への恩返し
 ナノのつまずきと再挑戦
 世界の経営トップが評価したナノへの挑戦

5 小売業の超成長企業 スターバックス・ホールフーズ

コーヒー業界の革命児 ランキング14位 スターバックス
 「新世代カフェ」の仕掛け人
 スターバックス2.0の急失速
 ハワード・シュルツの再生物語
 「第3の場所」から「第nの場所」へ
 台頭するサード・ウェーブ・カフェ
 個店経営を主軸とするスターバックス4.0

オーガニックフードブームの仕掛け人 ランキング対象外・17位相当 ホールフーズ
 創業者ジョン・マッキーの志
 目覚めた資本主義

6 100年超えの消費財メーカー P&G・ネスレ

エクセレント・カンパニーの代名詞 ランキング68位 P&G
 いい会社の要件とは
 問題解決から機会発掘へ
 新しいボリュームゾーンの発見
 コネクト+デベロップによる快進撃
 成長の反動と急失速
 ラフリーの再登場

CSV経営のフロントランナー ランキング89位 ネスレ
 3つの社会課題に取り組む
 ステークホルダーへの価値提供
 CSVの徹底度
 CSV2.0に向けて

第5章 日本のフロントランナー7社の突出度

スマート・リーン戦略の旗手 ランキング20位 ファーストリテイリング
 流行を追うな。機能性を追求せよ
 オープン・イノベーションからバーチャルカンパニーへ
 グラミンユニクロの挑戦
 「グローバルワン」から「グローバル・イズ・ローカル」へ
 「日本発グローバル企業」を目指して

スマート・リーンの連鎖で新市場を開拓 ランキング対象外・34位相当 リクルート
 ビジネスモデルとしてのリボン図
 スマート・リーンの連鎖
 「白地市場」を目指すノマド集団
 「リクナビ」批判を契機に原点回帰
 CSV実現の本質課題に向かう

大阪の町工場がグローバルトップに ランキング55位 ダイキン工業
 べたつき中毒企業
 中国で、最後のバスに飛び乗る
 ダイキン・インサイド
 べたつき共同開発

「ダントツ経営」で復活 ランキング88位 コマツ
 トータルライフサイクルを囲い込め
 ダントツ企業への飛躍
 コマツウェイの伝道

日本の雄・世界の2軍 ランキング93位 アサヒグループホールディングス
 QCDを掘り下げる
 隠れたM&A巧者 ─ ニッカ、和光堂、カルピスの買収
 本物感が与える日常的な感動

自動車産業のトップランナー ランキング97位 デンソー
 「黒子」から表舞台へ
 リアル・マーケットへの挑戦
 「ものづくり」を極める
 善の循環モデル
 そして、自動車を超える

カイゼンを極める ランキング99位 トヨタ自動車
 トヨタの2つのDNA
 ビジネスリフォームによる全社変革の常態化
 打倒トヨタ!
 プリウスとWiLL
 「イノベーターのジレンマ」を超えて
 「社徳」に主軸をおく経営

第6章 あの会社がもれたのはなぜ?

安さを追求する世界最大の企業 ウォルマート
 元祖・安売りの王様
 グローバル化の成功と蹉跌

ネット時代の革命児 アマゾン
 奇人ジェフ・ベゾス
 ITを超えて ─アマゾンのリアルへの進出
 「顧客の味方」は「世界の敵」?
 真の価値創造企業を目指して
 コラム 尻尾(テール)が頭(ヘッド)を凌駕する

巨象は再び踊れるか? IBM
 IBMがグレート・カンパニーである理由
 「巨象も踊る」─ ガースナー経営の本質
 新経営者パルミサーノの静かな変革
 オマハの賢人が惚れるユーティリティ企業
 スマーター・プラネットを目指すロメッティ
 再びIBMの時代が到来する予感

社会インフラの覇者 GE
 偉大な発明家エジソンが創設した巨大企業
 ジャック・ウェルチからジェフ・イメルトへ
 GE経営の強さの本質
 イメルトの2つの成長戦略
 インダストリアル・インターネット
 価値観(バリュー)から信念(ビリーフ)へ

日本のハイテク企業群 パナソニック、日立、日本電産
 J型経営の限界
 パナソニックは再び大化けするか?
 日立はGEを超えるか?
 日本電産の「ピボット経営」

第7章 LEAPが拓く日本の次世代成長

 世界トップ100に入った日本企業から学ぶ
 製造業から21世紀メーカーズへの進化
 サービス業をグローバル化する
 1次産業から6次産業へ―21世紀型産業への転換
 日本の中小企業から世界のG企業へ
 グローバル経営の罠―日本の強みを生かせ
 M&Aという劇薬――成功率20%のギャンブル
 日本企業に、久々の好機到来!
 脱日本のすすめ─新「和僑」の時代
 40億人市場が求める「近代化のプロセス」
 成熟からの成長─「トライアド」への再挑戦
 第3の開国宣言─小さな日本の可能性
 日本が目指すべき「跳躍」とは?
 LEAPモデルを自社に応用するために
 グローバル成長企業を目指して

あとがき
 ベストプラクティスに「答え」はない─マッキンゼーの限界
 ベストセラー『エクセレント・カンパニー』の蹉跌(さてつ)
 “偉大な失敗作”『ビジョナリー・カンパニー』シリーズ
 『ストーリーとしての競争戦略』からのヒント
 成長を続けるG企業─ミレニアムの本質的チャレンジと機会
 最後に─企業の進化を応援する「ジェネシス」

図版一覧

著者からのメッセージ

本書のテーマは「グローバル成長」です。この「成長」というテーマは、どちらかと言えば新興国を対象に議論されることが多いものです。しかし、私たち日本人は「成熟国における成長」をよくよく考える必要がある――一言で言えば、これが今回私が本書を執筆した動機です。

成熟国は成長しないかと言うと、そんなことはないのです。私たち日本人は「成熟国家は成長することはない」という思い込みを、よくよく見直す必要がある――これが最初のポイントです。

本書では、グローバル成長の条件をLEAP(リープ)というフレームワークで整理していきます。LEAPとは「跳躍する」という意味の英語です。これは「異次元の成長」と言い換えることもできるでしょう。将来日本は、金融緩和という前提条件を抜きにして、実質的に「異次元の成長=LEAP(跳躍)」を実現していかなければなりません。

日本再生は始まったばかりです。これからグローバルに成長する“弾み”をどう作るのかに、本当に取り組まなくてはいけません。「どうやって世界市場の中で成長するのか」――その方法を確立して初めて、日本の次の成長が実現するはずです。ですから、「グローバル成長」とは、日本の国家課題であり、今、我々日本人が最も注力しなくてはいけないテーマではないかと思っています。

前著(『「失われた20年の勝ち組企業」100社の成功法則~「X」経営の時代』、PHP研究所)のランキングは「日本の100社」に限定したため、やや学びが少なかったかもしれないという思いがありました。そこで、本書では「世界のトップ100社」を決めることを試みました。目的は、21世紀に入って成長している企業を洗い出すことです。本書は“世界初の21世紀の成長企業ランキング”を発表するものになったと自負しています。
(「はじめに」より)

推薦メッセージ

「これまでの経営論の限界を突破した新経営モデルの提案。」
泉谷直木氏(アサヒグループホールディングス株式会社 社長)

「古今東西の企業戦略論、企業実例から抽出された新しい経営指南書。」
加藤宣明氏(株式会社デンソー 会長)