商品詳細

国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング

国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング

紙の書籍
価格: 1,620円(税込)
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2016.12.22
  • ISBN978-4-7993-2016-7
  • ページ数272P
  • サイズA5判・ソフトカバー /

商品概要

「その絵を文章にすると?」「その文章を絵にすると?」――「絵から文」「文から絵」の言い換えワークで、一生ものの国語の基礎が身につきます。

商品説明

中学受験で頻出! 「絵・図」読み取り問題対策にこの1冊!

「ごく普通に日本語が話せるのに、なぜ国語のテストで点が取れないの?」
「本を読めば国語ができるようになるの?」
「国語の勉強って、漢字覚えるくらいでしょ」
「私が子どものころ、国語を勉強した記憶はないけれど、それなりの点数は取れていたので、子どもに何をさせればよいか……」
 
国語の勉強について、このようにお感じになっていらっしゃる方も多いのではないかと思います。考えれば考えるほど漠然としていて難しいものです。算数は計算の練習をさせて問題を解かせて……、社会や理科はテスト範囲をしっかり覚えさせて……とやるべきことが出てきますが、国語では「教科書を読んで、漢字を覚えておきなさい」と言うしかありません。子どもの側も、「この漢字なんて読むの?」という質問はしてきても、「このお話の意味がわからない」と言ってくることはまずないでしょう。そして、だんだん点が取れなくなる……これが国語というものではないでしょうか。

国語という教科には、漢字や四字熟語といった覚えるべき知識もありますが、「読解」においては、つねに文章を理解しているかいないかを確認しながら進むことになります。親としては 「本当にわかっているのか?」と気になるところですが、実は、子どもが文章の内容を理解しているかどうかは、文章から読み取った内容を「絵」に描かせてみればわかります。逆に、「絵」を見せて、それを「文章」で説明させることによっても、読解力・理解力を測ることができます。

本書は、このような「絵から文」「文から絵」のワークに取り組むことによって、一生ものの国語力の基礎=「理解力」を鍛えるものです(小学校3年生以上推奨)。


* 2016年12月、学力到達度調査(PISA)の結果が発表され、日本の「読解力」は8位に後退したことが大きく報道されました。「視覚的な情報と言葉との結びつきが希薄になり、知覚した情報の意味を吟味して読み解くこと」が改善すべき課題として指摘されています(http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/05_counter.pdf)。

本書は、まさにその「視覚的な情報と言葉との結びつき」を強化しようとするものです。ぜひ、教育に携わる方にも本書の「絵から文」「文から絵」ワークをお試しいただけますと幸いです。

目次

はじめに 国語ができるようになるには、「理解力」を鍛えるのが一番です
 「わかった?」「うん、わかった!」は本当か?
 わかったかわからないか、判然としないまま勉強が進むと……?
 わかったかわからないか、区別がつけば世界が変わる
 国語力、いや、すべての勉強の基礎は「理解力」である
 2020年以降、大学入試でも知識ではなく理解力が問われる時代に

準備編 「お絵かき」トレーニングをはじめる前に
1 「お絵かき」トレーニングの目標
 「お絵かき」トレーニングの対象は?
 読み聞かせ・読書のすすめ
2 「お絵かき」トレーニングをする前に、やっておいていただきたいこと
 「音読・書き取り」で、文の型に慣れさせる
 修飾語の感覚を身につける
 接続詞を使えるようにする
3 本書の使い方
 本書の構成と進め方
 まず、「ポイント」を確認する
 子どもが書いた文のチェックのしかた
   「お絵かき」トレーニングについて、気をつけていただきたいこと
4 「お絵かき」トレーニングが終わったら
 「お絵かき」トレーニングの次は「絵日記」を
 絵日記の書き方
 さらなる国語力(思考力)をつけるために

実践編 「お絵かき」トレーニング
「絵から文」20問 
「文から絵」20問 

理論編 「理解力」についてもっとくわしいことを知りたい方へ
1 国語ができる子とできない子って?
 国語ができる子はどんな子?
 国語ができない子はどんな子?
 この差はいつつくのか?
2 国語力を構成する「三つの力」
 「理解する力」
 「自分の考えと比較し、結論する力」
 「適切に表現する力」
3 国語学習は、何をやらせればいいのか
 国語学習の全体像とは?
4 「理解力」は、どうすれば鍛えられるのか
 「わかる」とは?
 「わかった!」は本当か?
 「わかる、わからない」をはっきりさせる
 理解度は、「言い換え」させれば確認できる
 知識を分類・整理し、つなぎ合わせる
5 理解力を強化する「言い換え」トレーニング
 言い換えられないものはわかっていない!
 理解力のステップ別「言い換え」トレーニング方法

おわりに

著者からのメッセージ

最近の入試問題では、理科・社会においても、非常に長い文章を読み、内容を理解したうえでなければ解けない問題が出題されています。これらの問題の特徴は、理科・社会の知識としては、難しいものを問うているわけではないが、長文の問題や、同時に示されている表・グラフを正しく読み解けなければならない、というものです。このような問題は、各科目の知識を暗記しているだけでは解けません。初めて見る情報を正しく読み解ける理解力、そして自分なりに整理分類された知識を活用する力が必要です。与えられたものを正しく読み解き、自分の知識と結びつけることができて、初めて解けるのです。

中央教育審議会が2014年12月に出した答申にもはっきりと示されているとおり、2020年以降の大学入試においては、「知識を暗記していれば解ける」というものは減ることが予想されています。もちろん、社会に出てから必要になる力も、暗記した知識ではありません。初めて読んだものを自分なりに整理・分類したうえで頭に入れる、正しく理解する力です。そう、これから学校でも社会でも必要になるすべての力の基本が、この「自分なりに整理・分類したうえで頭に入れる」理解力となるわけです。

本書は、「絵を文で説明する」「文を見て絵を描く」するトレーニングを通じて、すべての勉強の基礎である理解力、つまり「わかった」「わからない」をはっきりさせる習慣をつけることができる画期的なワークブックです。その威力は、私たちの教室で実証済みの教材です。

この「理解力」は、今日明日のテストの結果を左右するというような、一時的なものではありません。自分から難しい問題に挑み、それを解けるようになるものです。そして、本書で扱うトレーニングは、それを確実に身につけるメソッドだと信じて世に出します。

読者のみなさまのお役に立てれば幸いです。
(「はじめに」より)