商品詳細

美容格差時代 進化する美容医療、その光と影

美容格差時代 進化する美容医療、その光と影

紙の書籍 (携書 185)
価格: 1,080円(税込)
フォーマット
紙の書籍
電子書籍
紙+電子書籍セット
価格
1,080円
800円
1,480円
  • メーカーディスカヴァー
  • 発売日2017.8.10
  • ISBN978-4-7993-2161-4
  • ページ数256P
  • サイズ新書判・ソフトカバー /

商品概要

若々しくキレイな人はみんなやっている!? 極限まで発達した美容医療の技術を上手に利用するには? 信頼の名医94人のリスト付

商品説明

美容医療を受けること、すなわち「美と若さをお金で買えること」は、現代人に与えられた特権です。でも、大切なのは、それらの発達した技術とどう上手につき合うかです。

プチ整形、アンチエイジングなど、美容医療が身近な存在になり、これまで「怖い」と敬遠していた人が、エステ感覚で気軽に受ける時代になってきました。市場規模も、数年前の2000億円から、今や4000億円と言われています。技術は日々進化し、美容外科医自身がその治療を受け、家族・知人にも勧めるほどに、安全・安心に行える治療になったのです。

しかし、美容医療の医療事故や医師へのクレームは、減らず、逆に増えています。なぜ、日本の美容医療はトラブルが多いのか。発達した美容医療を上手に受けるにはどうしたらいいのか。NHK「クローズアップ現代」にも出演した医療ジャーナリストが美容医療の光と影を語り尽くします。

・シワ、シミ、タルミ、薄毛も全部治せる
・よい医者、危ない医者の見分け方
・莫大な広告費を投じる大手クリニックのカラクリ
・海外では絶対に受けてはいけない
<付録>信頼の名医94人のリスト付


* 本書は、『美容医療の最新事情』に大幅な加筆・修正をした改訂版です。

目次

はじめに

第1章 日本の美容医療業界の真実
 未熟な技術の医師による診療・手術がほとんど
 医師免許さえあれば、30以上の科をどれでも診療できる日本の医療制度
 日本の一般医師は、「医師免許を持った準公務員」
 日本の美容外科医は「医師免許を持ったビジネスマン」
 長く続いていれば信頼できる「個人クリニック」
 個人クリニックより広範な治療ができる「熟練医グループ医院」
 最近増えている、危険な「ついでにクリニック」
 大手美容外科医院こそ、もっとも危険
 大学付属病院の美容外科は「研究」「教育」の場である
 美容外科医に形成外科の知識・技術は不可欠
 2つの同名の「日本美容外科学会」の罪
 「矯正歯科医」も経歴に要注意

第2章「信頼できるよい医師」の選び方
 最初によい医師にかかることが肝心
 医院の形態から選ぶ
 医師の資格から選ぶ 
 自分とセンス・相性が合う医師から選ぶ
 納得できるまでカウンセリングを受ける
 「美容外科相談ビジネス」には要注意
 海外では絶対に受けてはいけない
 性格的に美容医療が向かない患者も
  
第3章 美容医療でできること
 目覚ましく進歩した美容医療技術
 「プチ整形」とは何か
 失敗したらその被害は「プチ」ではない
 シミの治療
 シワ・たるみの治療
 二重まぶた
 鼻を整える
 口元・歯並びを整える
 小顔にする・あごを細くする
 豊胸
 ダイエット(脂肪吸引)
 植毛
 脱毛
 消臭

付録 美容医療 信頼の名医リスト
参考文献
あとがき

著者からのメッセージ

「あんた、ようこんな魑ちみもうりょう魅魍魎うごめく業界を取材しとるな」あるとき、学会でベテランの美容外科医からこんな言葉をかけられました。

私が美容医療業界の取材を始めて20年以上になりました。インタビューした医師は100人以上、美容医療のトラブルにあった患者さんからの相談メール・聞き取りは1000件以上。また美容外科学会などへも参加した結果、美容医療の表も裏も知ることになりました。

もともとは一般医療のジャーナリストとして専門誌に執筆していましたが、ある程度治療法が確定している一般医療に比べ、日進月歩で進化する美容医療の世界に魅せられ、いつの間にか専門的に取材をするようになりました。大手の新聞や雑誌はほとんど取り上げないので、取材してもそれを掲載できる場はほんのわずか。だから、きちんと取材する人がいないのが、この業界なのです。冒頭の医師も、なんと酔狂なジャーナリストがいるものだ、ということで声をかけてきたのでしょう。

取材を続けるうちに、広告に年間数十億もお金をかけ、ほとんど研修を受けていない医師に適当な手術をさせるとんでもない大手クリニックがある一方、本当に高い技術を持ち、しっかりカウンセリングをして患者さんに合った施術をしてくれる医師もたくさんいることがわかってきました。

でも、一般の人にはそれを見分ける情報がありません。新聞・雑誌・テレビなど美容クリニックの広告が出稿されているメディアではそんなことに触れられませんし、ウェブで検索しても大手クリニックの広告しか出てきません。ウェブの口コミも、アフィリエイト目的で特定のクリニックに誘導したり、業界関係者の書き込みによって操作されていたりして、信用できないものがたくさんあります。

美容医療を受けたい人が自分に合った医師を選び、安心して手術を受けられる情報を提供したい。そんな思いから、ホームページで情報を発信し、美容外科手術を受けたい人、修正したい人の相談に乗る活動を続けています。

日本の現状では、国民のすべてが、よい美容医療を受けることは不可能だと私は感じています。でも、この本を読んだ人だけでも、自分が受けてみたいと思ったり、家族や友人、知人から相談を受けたりしたときに、テレビの宣伝、ネットの誇大情報に惑わされることなく、発達した美容医療を、上手に利用していただきたい。ときには、「受けない」と言う選択肢も選んでいただきたい。納得して治療を受け、無駄な失敗をすることなく、人生を豊かにしていただきたいと願っています。
(「はじめに」より)