商品詳細

国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法 (携書026)

国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法 (携書026)

紙の書籍
価格: 1,080円(税込)
  • 発売日2008.8.20
  • ISBN978-4-88759-649-8
  • ページ数232P
  • サイズ新書判ソフトカバー /

商品概要

どうすれば国語力が伸びるのだろう?と頭を悩ませている親御さんは多いに違いない。たとえば算数なら、勉強の仕方や教え方もはっきりしているが、国語については確実な方法はないように見える。しかし、長年の国語指…

商品説明

どうすれば国語力が伸びるのだろう?と頭を悩ませている親御さんは多いに違いない。たとえば算数なら、勉強の仕方や教え方もはっきりしているが、国語については確実な方法はないように見える。しかし、長年の国語指導で実績をあげてきた著者は、明快に「3つのルール」と「3つの方法」を打ち出した。本書を読めば、小手先の技に頼らない真の学力を子どもに持たせることができるはずだ。文法の解説、敬語一覧表、覚えるべき漢字、要約練習の手法、推薦図書・教材リストなど、家庭での学習指導にすぐ役立つ事項も満載。

目次

目次
第一章これが守れなければ、国語力は上がらない3つの禁止
 子どもに甘くては、学力は伸ばせない
 親は子どもの教育に全エネルギーをそそがなければならない
 国語力を伸ばす方法もかなりわかってきた
 「3つの禁止」を守らなければ国語力は伸びない
 国語力を伸ばすための3つの禁止
  1 テレビを見ない。テレビゲームをしない。
インターネットをしない。マンガを読まない。
 テレビは受動
 本は能動
 情報量が豊富すぎるメディアを常用していると、読解力が弱くなる
 電磁波による人体への悪影響も無視できない
 テレビをまったく見せないのが難しいなら、ルールを決めて守らせる
  2 長文切り抜き問題を解かせない
     長文切り抜き問題はテストにはよいが、読解力を上げるものではない
     進学塾が長文切り抜き問題を解かせるのは国語指導力が低いから
     国語力の低い子が長文切り抜き問題を解くと、かえって国語力が下がっていく
     進学塾が長文切り抜き問題にこだわるのは、人件費節約のためにすぎない
     塾より学校の授業のほうがはるかにすぐれている3つの理由
  3 作文、読書感想文を書かせない
     文章を書くより読解力を伸ばすことが先
     作文の技術指導など、小中学校では不要
     無理に書かせると、作文嫌いの子どもが増えるだけ
     小学生がうまい文章を書く必要はない

第二章国語力のある子どもに育てる3つのルール
 国語力のある子どもに育てる3つのルール
  1 読書をさせる
     読書力は訓練で伸ばせるが、成果が目に見えない
     読書が得意な子どもは、すべての科目で有利になる
     読書は人生を豊かなものにしてくれる
     読書に必要な4つの基礎力
1 視力
2 文字を読む力
3 集中力と忍耐力
4 善悪の判断力(道徳=宗教)
  2 正しい言葉を使わせる
     正しい言葉が正しい理解と知識を生む
     正しい言葉を知らなければ。名作文学は読めない
     言葉を正しく伝えるのが、大人の役割
     時代が変わっても、言葉は変わってはいけない
     正しい言葉とはどんな言葉なのか
     正すべき言葉遣いの代表10例
1 ら抜き言葉
2 れ入れ言葉
3 敬語の間違い
4 「的」の間違い
5 「です」の間違い
6 「…円からお預かりします」
7 「すごい」の乱用
8 「させていただく」の乱用
9 「てゆうか」「てか」
10 「むかつく」
     子どもの国語力を伸ばすには、正しい言葉遣いを親がしなければならない
     あきらめず繰り返し教える。名作を読ませる
  3 友だちと(外で)遊ばせる
     子ども同士で遊びのルールをつくることが知恵を育む
     感情の動きを経験してこそ、読解力が伸びる

第三章国語力のある子どもに育てる3つの方法
 国語力のある子どもに育てる3つの方法
  1 子どもを読書好きにする6つの習慣
1 毎日十分間、家族全員で読書する
2 本は借りずに買う
3 名作全集をそろえる
4 読み聞かせをする
5 落語を聞く・映画を観る
6 教科書の音読をする
  2 読書感想文ではなく文章要約
  3 最低身につけさせたい「漢字」と「文の構成」
1 毎日五分間、学年相応の漢字の書き取りをさせる/読みは先取りする
2 文の構成を理解させる

付録
 学年別・学習すべきこととしてはいけないこと
 学年別・推薦教材
 推薦図書
 知っておきたい詩歌
 知っておきたい唱歌

著者からのメッセージ

「国語力を上げるにはどうすればよいでしょうか」というお問い合わせを、たいへんよくいただきます。学校での授業もあまり聞いておらず、また学校以外でこれといった勉強もせずに国語力が上がらないというのであれば、よくわかります。しかしお問い合わせのほとんどが、学校の勉強以外に、有名な進学塾に通って、毎週何時間も勉強しているが国語力が上がらない、どうしたらよいか、というものです。これはとりもなおさず、進学塾に通っても、国語力が上がらないという実態を表しているのではありませんか。結論から言いますと、今の進学塾の一般的な国語の授業では、子どもの国語力を上げることはできません。進学塾では、私が「長文切り抜き問題」と呼んでいる、長い文章の一部分を切り抜いて、それに設問をつけるという形式の問題、を解かせることの繰り返しです。これは多くの子どもにとって、国語力を上げるどころか、かえって国語の苦手な子どもをつくる原因となっています。もしこれで国語力を上げることができているのなら、「国語力を上げるにはどうしたらよいか」というお問い合わせが、こんなにもたくさんあるはずがないのです。もともと国語力の高い子どもに長文切り抜き問題を解かせることは、それなりに効果があります。しかしそれは根本的な国語力を上げたのではなく、長文切り抜き問題という特殊な(しかし進学塾においては一般的な)国語の問題を解く技術を上げたというだけのことです。ですから、長文切り抜き問題を解かせることは、一部の子どもには効果がありますが、根本的な国語力を上げる手助けにはまったくなっていないのです。むしろ、より国語の苦手な子どもをつくっているといえるでしょう。近年の子どもの国語力の低下には、(大人の)言葉の乱れ、テレビゲームの氾濫、道徳意識の低下、書物の内容の質の悪化、進学塾の国語指導、漢字かな混じり熟語の使用、など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。もともと、国語力を構成する要素はたいへん多く複雑です。それに加えて国語力低下の要因も複雑ですから、こうすれば間違いなく伸びる、という方法を提示するのはたいへん難しいことなのです。だからといって、現状を放置していいわけがありません。なんとかして子どもの国語力を上げる必要があります。国語力はすべての学力の基礎ですし、また国語力が低くては社会活動の多くに支障があるからです。そのために私は本書で子どもの国語力を上げるためにどうしたらよいかという具体策を提案いたしたいと思います。こうすれば、すぐに、目に見える形で国語力が上がるという特効薬のような方法は、今のところありません。しかし少しずつではあるけれども、よりよい方向に導くという方法は確かにあります。私は本書でそれをみなさまにお話したいと考えています。私の述べる方法を実践していただくことによって、必ずや長い目で見たときには国語力が大きく上がっていた、と言っていただけることでしょう。お話しする内容には、親御さんにとって耳の痛いだろうこともたくさんあります。また、今の社会状況、子どもを取り巻く環境の中では、実行するのが難しいだろうことも書いております。ですが現実には、私の述べる方法以外に、国語力を上げる方法はおそらくありません。このままでよいのだろうか、という不安は、ほとんどの親御さんが持っていらっしゃるに違いありません。私は自信を持って本書を著しています。見せかけの点数を上げるための小手先の技や、一時しのぎのカンフル剤のような指導法なら、いくつもあります。しかし国語力の本質をついてそれを引き上げる方法は、他にはないでしょう。万難を排し、勇気を持って、私が本著で述べることを実践していただきたいと思います。それが現在から未来にわたっての、子どもにとって最もよい国語指導であると、私は確信しています。「まえがき」より